Boy Meets Boy

 遠くの空まで響く学校のチャイム。
 今日何度目かの音色は地平線の辺りで薄桃色に滲む夕暮れまで届く事は無い。
 名残、余韻。掻き消える頃合皮切りに、学び舎を共にする生徒達がぞろぞろ、昇降口から吐き出され一様に校門へと流れてゆく。
 ある程度流れが落ち着くとジャージを着た傍流は疎ら校庭に散ってゆき、其々活気づいた若々しい掛け声が飛び交っている。
 それは今を精一杯生きている若者達の当たり前の日常で、それは眺めている彼にとってもまた、当たり前の日常で。

「何ぼぉっとしてんのよっ、バカシンジ!」
 ホームルームの途中から延々窓際を眺めていたシンジは、そうして幼馴染の容赦無い鞄の角攻撃を受けるまでまさに心此処に在らずだった。
「い、痛いなアスカ! いきなり何するんだよ。ったく乱暴なんだから………」
 直撃した後頭部を涙目でさすりながら、訴え始めだけは威勢のよかった声も尻すぼみ、聞こえない程度の愚痴をぶちぶち零すに留める辺りは、流石の腐れ縁といったところ。
「いきなり、ねぇ〜。ずぅっとそうやってセンセーの話も無視して、宿題追加された事も気づいてないようなブヮカには言われたくないわ。」
「え゜、それホント?」
 御親切に教えてくれた後は可愛らしい舌を出して知らん振り、さっさか級友と出て行ってしまった。一体なんの宿題を出されたのやら不安だけが募り、意見を仰ごうにも帰り支度を済ませた友達はといえば、
「ミサトせんせ、怒ってたぜー。人の話を無視するとはい〜い度胸じゃない。ってこめかみひくひくだったもん。」
 妙に色っぽさだけは映せている声真似を、此方は似ていない仕草のコピーも入れて、自ら録画しているハンディカムに逐一納めては助け舟をまるで出さないケンスケに
「いやぁ、実は寝とったんや。ほんま、ぎりぎりのとこやったで。何しろ目の前の席で怒鳴られてたらそら目ぇも覚めるわ。ま、それでも気ぃつかへん奴もおるようやけど?」
 前述の理由でまんまと罰を免れたらしいトウジも、寝惚け半分で内容なんぞ覚えてはいないらしい。
「シンジ大先生が犠牲になってくれたお蔭や思とるで? おおきにな!」
 スケープゴートの身を案じるよりも約束してあった部活の助っ人へと気が逸るらしく、結局仲良し三バカトリオも名折れ、いやそれともこれでこそ三バカか。愈々がら空きになった教室に一人ぼっちの碇シンジは、仕方無しに遅ればせの帰り支度を始めた。

 廊下では二、三人からなる集団が各所に集まって井戸端会議を繰り広げ、其々のコミュニティで楽しそうに盛り上がっている。見知った同級生の顔も無く、果たして宿題という名の魔物は一体どのような顔をしているのやら
――――何しろ葛城ミサト女史が憤然と叩きつけたと言うのだから穏やかではない、有力な手がかりも目撃者も自ら時の流れに置いてけぼりにした事実に意地悪だ理不尽だと怒る訳にも行かず、もやっと晴れない気分を立ち込めたまま下駄箱まで力無く辿り着くと、一筋の光、一縷の希望、鮮やかな水色の頭髪を見つけた。
「綾波!」
 投げかけられた蜘蛛の糸に思わず普段あまり出さない大声を出すと、同じく普段そのような大音量で呼びかけられる覚えの無い彼女はひどく驚いて肩をびくつかせる。
「あ、ごめん。いや、その、嬉しくて思わず。」
 照れ笑いで側まで行くと台詞の意図が掴めず素直に受け取り綾波は頬を朱色に染め上げ俯いてしまう。
「……何を言うの?」
 成る程言葉通りを捉えるとなんとも恥ずかしい。理解し、更に硬直している綾波の態度によりシンジにも妙な緊張が走った。ただホームルームの経緯を聞く、それだけの計画がどうしても口から生まれない。知らず握った掌はじっとりと汗ばみ、気持ちの悪い感触に結んで開いてを繰り返していると綾波も呼び止められたままの状態に不信感をいだいた様子だった。
「それで、何?」
 咳払い一つ、口元に添えた手指の動き、答えを聞こうと見つめてくる赤い目、顔の動きでさらり流れる髪。
 やたらと克明に、スローモーションに焼きついてどうにも二の句が告げない。締まり無い、あ、だの、えっと、だの、完成しない羅列が次から次へ中空に帰る。
「用が無いのなら、もう行くわ。」
「あ、うん。」
 怪訝な面持ちで去って行く綾波を何をどうして引き止めろと言うのか。落ち込んだ音程で帰宅を認め、グッ、パッ、続けていた手は頼りなくゆるゆると、さよならの形を振っていた。
「……碇君、頑張ってね。」
 聞き取りづらい小声を残していくと足早に外の世界へ溶け込んでゆく背中に、その頑張る内容を聞きたかったんだけど、小声どころか未だ出て来ない疑問が情けなく自分にだけ聞こえた。それとも綾波を以てして頑張ってと言わしめる程の難関が目の前に佇んでいるという恐怖は考えない事にして。

「なんだろうなぁ。ミサト先生自分の受け持ち教科以外のだっていやそもそも宿題なのか不明なものでさえ問答無用で出してくるんだもんなぁ。」
 ほとほと困り果てだらしなく折れる背、ずれ落ちる鞄の肩かけ紐をやる気無く直しながら、人魚姫状態からは復活したものの今度はそれを聞かせる王子様もいない帰路で、一人分の影だけが夏の日差しに伸ばされていく。
 数種の蝉による輪唱すら鬱陶しく、命短し彼らにさえ八つ当たりしてやりたい衝動を堪えながら、家と学校丁度中間辺りの道中で学校近くのスーパーで帰りに買い物を頼まれた事を思い出す。
「そうだ、母さんが何か言ってたな。なんだっけ。えぇと……」
 移ろう記憶を脳内から捻り出し、一応聞いた筈の数分前、肝心の宿題の方ははてなのままなんとか朝の食卓はゆっくりと脳裏に蘇る。
 朝刊を繁々と眺め息子の起床にも気づいているのやら父ゲンドウと、そんな素っ気無い彼の代わりに地顔になったかのような笑みを絶やさぬ母ユイ、日課として年頃の異性の寝室に恥じらいも無く突入しては目覚ましの役割を担うアスカ、そうして四人で囲んだ食卓で、特売日だかのトイレットペーパーお一人様二つまでを買って来いと確かに頼まれた。
「……メンドクサイなぁ。」
 かといって約束を反故にするのは何処となくおそろしい。なんだか今日は全体的についていない一日に思えてならなかった。
 そも実態不明の宿題については完全に己の過失であり、来た道を戻る羽目になるのもアスカ曰くぼぉっとしていた自分の所為でしかない。
 晴れ渡る陽気がそうさせる訳ではなく。標準より多少そういった面が強いと自覚はある。しかしそれだけが理由で人の話を無視したり忘れた訳ではないのだ。

 結局どちらにも歩を進められず、土手を降りて河原へと下る。砂利が透けて見える程度の浅瀬が幅広く流れる湖面に映された顔は不機嫌や怒気には包まれておらず、心許無さに足元を掬われそうな不安感でコーティングされていた。
 情けない。頼りなさそう。それらの言葉がお似合いの、俗にいう捨て犬のような目とやら。自分が自分に泣き落とされる訳にも行かないが、立っている気力も持てなくなって小石が敷き詰められた座り心地の悪さ満点の河川敷にへたり込んだ。

 不満がある、訳じゃない。
 穏やかは退屈で、つまらないのが事実だとしても、いやだとか、だからどうしたいとか、積極的なアプローチがある訳でもない。
 ただ確かに、何某か物足りなさを感じている。
 父母から友人に到るまで呆れる程に幸福で、喧嘩や不和があるとしても人と人とが生きていく上でのハードルにすらなりはしない。そもそも、拗れる事も無い人間関係もまた、安定のし過ぎが現状の怠惰を招くのだ。
 恵まれている。望まれているかは別にして、疎外や除け者の兆候も今のところ無い。地がネガティブ路線だという自らの被害妄想を除いて、これ以上無い天下泰平の天晴具合。
 そんな順風満帆な日々が、故に上手く動き過ぎて置いてけぼりにされているような、卑屈な観念すら弾かれ考える事も異端であるような、そんな、そんな。

「さみしいのかい?」
 甘やかで、涼やかで、凛とした、声が降ってきた。
 柔らかな問いかけを誰が誰に発したのかと顔を上げて見回してみても、どちらも対象の欠片さえ見当たらない。
「不安なんだね。幸せ過ぎて。」
 直射日光を遮る影が背中を心地よく冷ましてゆく。水面に、見知らぬ少年がシンジと共に映り込む。
 肌こそ触れなかったが既に感じ取れる近さに振り向くと、勢い余って鼻と鼻がぶつかりそうなくらい彼は、二人は接近していた。
「っあの、」
「今が本当に現実なのかと、疑ってしまう?」
 吐息の掛かる距離に赤面しているのが自覚出来て、遮ろうとした叫びもやんわり逆に遮られる。
 銀色の髪が、日の光に透けてとても綺麗だった。そして円く赤い目は、兎のような赤い目は、帰り際に見た綾波と同じ、おんなじの。
「自分が果たして、望まれて此処にいるのかと、考えてしまうんだね。流れていく世界に、参加しているのかわからなくなってしまう。」
 少年はつらつら歌うように続けていた。魅入ってしまった状態で硬直するシンジをものともせず、寧ろ頬に手を添えてより二人が近まっていく。
「退屈だとか、言ってしまうのがいけない事だと思ってるんだ。それを言ったら今の平穏が壊れるし、壊した後元通りに戻せると、別の安定が手に入れられるとは限らないと。臆病だね。でもとても可愛いよ、碇シンジ君。」
「君は……誰? どうして、僕の名前……」
 当たり障りの無い質問でも精一杯に、けれど不思議といやじゃない緊張。指摘の正否より、歩み寄ろうとする姿勢、興味深げでありながら既に把握し切っているかのような、言い澱みの無さ。顔は赤らんだまま、疑問の解消よりも純粋にこの少年の事が知りたいと、シンジは真紅の瞳をじっと見つめた。
 互いが見つめあう形に満足行ったのか、少年はそっと手を離し、微笑んだ。僅かなぬくもりが、熱された真夏日の下ほどかれていくのが、妙に寂しい。再び頬に触れる風の齎す涼しさは、出逢った時に与えられた背中の冷えとは逆に、シンジに刹那さを伴わせた。
「僕。僕は渚カヲル。明日にも君と毎日でも、顔を突き合わせる事になると思うよ。」
 そう言われ、見知らぬ顔に見慣れた制服を纏う渚カヲルは胸ポケットから一枚の紙を取り出し、転入届と始まる内容を見せてくれた。
「渚カヲル、……転入生?」
「そ。第三新東京市立第壱中学校の、クラスメイトになるのさ。」
 身形の理由はついたとして、何故碇シンジの名を知り、仮にクラスの決定から名簿が与えられたのだとして、即座自分が碇シンジ当人だと判断を下したのかの答えにはなっていない。なっていなかったが何故だろう、そんな事はどうでもよくて、それよりももっと、聞きたい事が、山程あるような気がした。
「大丈夫だよ。今の君は、望んで此処にいるし、望まれているからいられるのさ。不参加じゃなくて、自ら此処に立っている。」
 自己紹介の前の話と繋がっているのだと、気づくのに一瞬の間もいらない。
 必要以上に、彼の言葉は耳を通り染み渡り、何処か浸透していく。痺れていく。毒のような。
「でも、何もしてないんだ。何か、もっとちゃんと、やらなくちゃって思うのに。何をすればいいのか、何が出来るのか、わからないんだ。」
 しどろもどろ、比べてなんて陳腐な羅列しか出てこないんだろう。
 自身でも明確に、掴めていない何かを手探りで引き摺り出すかのように、躊躇うように、途惑うように。今までしなかったのは何かの正体がわからないから、若しも知ってしまった時どうすればいいのかもまた、わからないから。
 それでも、伝えてみたいと思った。渚カヲルという、ヒトに。
「だけど君には知る事が出来る。人と共に生きているのだから。」
「何も教えて貰えなかったら? 僕なんかに言っても仕方が無いって、何も出来る訳が無いって、……」
 区切ったまま、続きは出なかった。
 浮かばなかったのも一つ、そんな風に、アスカや、トウジや、ケンスケ、ミサト、ゲンドウ、ユイ、綾波。
 みんなが思っているんじゃないかと疑うそれはつまり、例えそれが事実であっても誰も責める権利は無いという事だ。自分もまた、疑っているのだから。
「何も手段は言葉だけじゃない。その人の性格、日常、背中、君が知ろうと思えば、知りたい事も、知りたくない事も、少なくとも退屈する事は無いくらい溢れてる。僕も、君と話してみたいなって、背中に思ったんだよ。そしたら、もっと話したくなった。」
 掴み損ねた意味に、困惑したままの表情で考えてみる。
 会話を望むのは、興味があるから。
 内容か、話し手か。少なくとも彼、渚カヲルはどちらかといえば自分を諭すように話している。とすれば前者の可能性はどうにも低い。
 変、若しくは妙、そう捉えられたんだろうか。
 そりゃそうだ、初対面相手に何をうじうじと、青春相談室を開いて貰っているのだ。
 しかし渚カヲルは、想定外の意味を齎した。
「すきって事さ。」
「え゜っ!」
 思わず裏返った声も、今更気にしてなんていられない。
 だって、彼は、今、自分を認めてくれた。
 こんな、ちっぽけで、くだらなくて、弱くて、何も持たない、不安だらけの、自分を。
 彼はといえばシンジの反応が想定内外どちらの反応だったのか知れないが腹を抱え身を捩りつつもくすくす笑いをこらえ切れず、無邪気な笑みを広げている。
「あ、あっの、……ありがとう。始めて、そんな事、云われた。」
 相も変わらずつまらない言葉しか紡げない、そんな語彙の無さが恨めしかったが、少なくとも今その一言で何処か救われた感情の礼は、述べるべきだとシンジは未だ精一杯のまま、似合わない茹蛸顔で渚カヲルを見つめる。当たり前のように、彼もまた、見つめ返してくれた。
「愛されて、いるんだね。君は。」
 始めてすきと云われた、そんな虚しい暴露に対してこの答えはあっているのだろうか、からかわれているんだろうか。
 大体、男が男にすきだと告げるなんてそれ以外在り得ないんじゃないだろうか。なのに馬鹿正直に礼なんて、場違いだったんだろうか。拗ねた想いが、声も尖らせる。
「……そうかな。」
「そうさ、とても。」
 間髪入れずなんの躊躇も無く、愛されていると二度告げた渚カヲルは、とても美しかった。
 やはり男に対しての考えとしてはおかしいのかもしれない。けれど、そんな常識ならどうでもよかった。事実彼は、夕日にはまだ若い陽光が水に反射しきらきらと、強く照り返すままを浴びて、消えそうな霞、儚さで。けれど確かに、其処にいる。
 渚カヲルという、存在として。
 自分をすきだと、云ったそのヒトとして。
 たったそれだけの事が、なんだか無性に嬉しかった。

 今の、碇シンジにとって。


「それじゃあ、また明日。碇君。」
 また明日。
 それは、希望に満ちた言葉だと、昔のアニメだっただろうか、見ていた時台詞で言っていた。
 当たり前のように毎日に蔓延するその言葉を何故尊いと彼らが言うのか、内容もタイトルも覚えていないくらいだから正直理解はしていなかったのだろう。今も。
 彼、渚カヲルのまた明日は、妙に霞がかっていた。彼自身と同じように、今にも消え失せてしまう朧。
 哀しいような、さみしいような、だからこそ縋りついてみたいような、信じていたいような。
「シンジでいいよ、渚君。」
 精一杯、繋ぎ止めるように、また明日が確かに実現するように、シンジに今出来る事。
 言葉を借りるなら、彼を見ていて知った事を、勝手に自分が思った事を、それらに対して少しずつでもどうにかしていけるように。今に飽いて忘れてしまわぬよう、一歩を踏み出す為に。
「……僕も。カヲルでいいよ、シンジ君。」
 いとおしそうに名を呼んだ渚カヲルの笑顔は、碇シンジを諭していた時のものではなく、碇シンジに触れて洩らした時のように、無邪気なものだった。
 去っていく彼の足音を追うように夕暮れの線が刻々と街へ忍び寄ってくる。
 今、出来る事。
 共に生きる人から、聞く事、見る事、知る事。
 退屈に興じてのがしてしまう前に、退屈にならないよう、より定めて近づいていく。
 それは、とてもこわい事だ。積極性のあるアスカやトウジは兎も角として、父子にして大変ぎこちない自分とゲンドウがいい証拠である。
 そうしておそれて、失って、しまう前に。
「仕方が無い。買い物行くか。」
 怒られるよりは褒められた方がいい。多分、そんな事からでいいんだ。
 取り敢えずでも何かから、始めていけば、退屈を感じる遑も無くなる。渚カヲルを知ろうとしていた時のように。
 シンジは、家を背にし学校の方向へと向かった。



























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++以下言い訳

うはぁいシンジのもう一つの世界ですよ! いやどうなんだか知りませんが。大体一つに限定してはいけないと思います先生!
取り敢えずアスカとレイのフラグも忘れないで頑張ったつもりなんですが。いいんだよこれ健全なカヲシンだから(うわ)。
学園エヴァに、カヲルは存在しないような気がします。ゲームやら本やらどうかは知りませんが、あの、自分の主観としてね。
シンジにとって、カヲルは大きいけれど、未来への手助けでは無い気がする。平穏を望むなら、傍にはいない気がする。いても、近づいても、触れても、最後はきっと、みたいな。
さみしいぃ! そんなのさみしいよカヲル君!(只今脳内妄想で手一杯中です)(暫くお待ち下さい)(初期化中)
でも若し、この世界でもシンジがカヲルを登場させるのなら、どんな風になるのかな。そういう想像の一つです。
一応彼処原作の中にもあった台詞を使いつつ、違う意味に取らせてみたり、違う行動をその後させてみたり、でもそういう意図ではなく、あ、こここれいんじゃね入んじゃね?
そんな軽い気持ちです。ノリですノリはっきり言って。そういう面でのツボは(自分で自分のにツボるなよ)(いいんだよ原作の台詞なんだから)レイちゃんの「……何を言うの?」とかね!
名前で呼べについては逆にしてありますが確か。そうじゃなかったっけ? あれ? あれ?
逆であっているのなら、ここはシンジに頑張って逆にして貰いたいと思ったんですが、逆じゃないなら、まぁそれもいっか。いい加減だな。
カヲル君、だいすきなんですが。やたらとお喋りなのも、それでいて何指してんのかはっきりしてないようでない(ややこしい)、容姿も声もすきなんですがそんなもん文じゃ現せないのでぶー。
カヲル君含め、みんなが幸せそうに、倖せだって気づかないくらいしあわせそうに、暮らしてる世界があるのなら、覗いてみたいんだ。その世界を。