Legend of Pretear
赤い雪。それは人に愛されない痛みに人を愛せなくなった死にゆく心。
その慟哭に誰かが気がついてあげられたのなら、純白を真紅で穢してしまう事もなかったのに。
家族が、仲間が、親友が、いたのならば、心を開き、痛みを伝え、分かち合う事が出来たのならば。
例えそれが傷ついた後でも、その手を痛め、その喉を痛め、その心から、呼びかけ続けたのならば。
母は娘の痛みを知り、
姉は妹に手を伸ばし、
義父は娘と呼ぶ事を躊躇わず、
妃に愛された少女は、姫の家族の元へと帰る。
その為に姫は戦いました。
家族になった家族の為、
街が仲間が生き残る為、
眼前で泣いてる人の為。
愛されなかった妃は許さず、愛に生きる為小人をやめた、
妃を愛していた小人もまた彼が一人のナイトであるが故、
想いが、想いを、傷つかせ、
想いを、裏切り、苦しめた、
想いが、笑ってと、囁くから、
赤い粉に融けた彼を、
赤い雪に泣く彼女を、
赤い血に倒れる彼を、
救う為、姫は白い雪を降らせる。
例えそれが、何と引き換えてでも。
だから、彼女は
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++以下言い訳
やや短いのは仕様です。『P』販促活動第二段。
これが噂の英字シリーズ!(マイトガイン風に) えぇ、そう予てより呼んでいるものでして、つまり何が英字ってタイトルなんですがね。ばっかお前、よーろっぱをえうろぴとか躊躇いもなく読む奴が英語の本文なんか書ける訳ないじゃないか☆ だめだしのう。
またしてもネタバレが激しいですが、逆にこっちは物語性が少ない分(語り口調は童話チックなのにな)中身を知らなければなんのこっちゃ、という感じでしょうか。だからこそ本に入れるのを悩み、抜いてみました。
時系列としてはこの終末まで盛り込んで初めて成り立つ気もしますが、内容が本編より十六年前の本といっているのだから、現実に帰ってこないのもありかなぁとか、これでもごにょごにょ考えてみた訳です。
つまりプリーティアを御存じなくいきなりこれを読んで途惑うそこの方、是非会場に来て僕と握sy強制終了
尤も冗談抜きで、此方の話は『P』を御覧になってからの方が意味合いが判り易く、逆に言えば読まずにこれ単品を読むとなんていう独り善がりにしか写らない訳です。つまりおれが悪いんじゃない、知らない君が悪いのだ! 独りで善いとかいっちゃうから独善なの!←
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