私の知人に『一口馬主』をしている人がたくさんいます。
それは私には経験のないことですので、
一口馬主の心理というものはよくわからないのですが、
私の目から見て、これには大きく分けて2つのタイプがある
と感じています。
今回はそのお話しをさせていただきます。
まず、ひとつの例ですが、以前から普通に競馬ファンで
一口馬主を始める前は、様々なレースに興味を持ち、
好きな馬も馬主が誰か関係なくたくさんいたのに、
一口馬主に興味を持って出資を始めたら、
自分の出資馬、もしくは自分が所属するクラブの馬にしか
興味を持てなくなった、というタイプです。
私の知るこのタイプの人は、例えGTといえども
自分の出資馬やそのクラブ馬が出なければ
まったく興味がないようで、レースの結果だけを見る程度
のようです。
競馬の話をしていても、まず自分の出資馬の話が中心で
それ以外の馬の話題には、それほど興味はないようですね。
もうひとつの例は、一口馬主を始めてからも
以前と同じように様々なレースや馬に興味を持ち、
それに加えて自分の出資馬の応援もしていくタイプです。
私の知るこのタイプの人は、自分の出資馬でなくとも
熱狂的に追いかけて、応援したり写真を撮ったりしています。
話題も豊富で、好きな馬もたくさんいて、それに加えて
自分の出資馬も愛しているようですね。
どちらのタイプが良いという判断はできませんが、
私個人の好みですと、後者のタイプの方が好きです。
と申しますのも、前者のタイプは、一口馬主を始めたことによって
いくつかの回路を閉じてしまったように思えるからです。
せっかく以前は多様な感性で、様々なレースや馬に敏感で
様々な側面で泣いたり笑ったりできていたのに、
今では「一口馬主」というひとつの回路しか残っていないようです。
自分の出資馬が出ているレースで怪我をした馬がいたとしても、
自分の出資馬の着順だけに関心があり、他馬の怪我には
無関心のようです。
それにはとても悲しく感じました。
私はそうなりたくないと思いました。
もし私が一口馬主をやる機会があっても、
誰の馬ということに関係なく、様々な馬を好きになり、感動して、
すべての馬のそれぞれの命を、今と変わらない視点から
見つめていきたいです。
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