虹の国

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(礒川千春)

@虹の橋
 ここは虹の国・・・・・・
虹色の魚たちが、住んでいます。青の魚・紫の魚・黄色の魚・オレンジの魚が、かくれんぼをしています。青の魚はブル、紫の魚がパル、黄色の魚がチビ、オレンジの魚がデブです。ブルがおにです。
 「チビ見ーつけた!」 
 「あーあ。見つかっちゃった」
チビはいつもきまって岩の後ろに、かくれるのでした。そこへ赤の魚レド・あい色の魚くろ・緑の魚エルがやってきました。レド・くろ・エル・ブル・バル・チビ・デブは、みんな友達でみんな4才です。
 「どうしたの。」
デブが出てきました。
 「あっ。デブみーっけ」「あーあ。見つかっちゃった。」
くろがいいます。
 「それどころじゃないよ。サメがやってきたんだよ。虹の橋へ逃げろ!」
 「えっ。本当?」
みんな急いで虹の橋へ直行しました。
 「あっ。もうサメがきちゃった。はやくはやく!」
デブがすこしおくれてきました。
 「待ってよー。」
 「もう。だらしないなー。もうちょっとだからがんばれ!」
やっとのことでサメからのがれました。虹の橋は、虹色の魚のすみかで、虹色の魚しか入れないのです。サメはつぶやきました。
「チェ。いつもここに逃げるんだから。」

Aタコさんの引っ越し?
 お隣に住んでいるタコさんが引っ越すというのです。タコさんが、虹の橋にやってきました。引っ越すことをいいにきたのです。
 「えっ。引っ越すって本当?」
みんな悲しんでいます。タコさんは、ときどきみんなと遊んでくれたのです。
 「元気でね。」
みんな声をそろえて言いました。
 「ときどき遊びに行くからねー。」
と言って行ってしまいました。
ー1時間後ー
 なんとタコさんが帰ってきたのです。何だかわけが分かりません。とにかくみんなは、大喜び。
 「タコさんまた遊んでね。」

Bまたさめがおそってきた!
 なんとまたサメがおそってきたのです。しかも今度は大群で。今度は、みんなと一緒に遊んでいて虹の橋からはなれています。
 「サメがきたよー。大群で。お母さんこわいよー。」
みんな急いで逃げたけど、すぐにまわりをかこまれました。タコさんは、海水をすみでにごらせてサメたちが、追ってこないようにしました。そしてみんなぶじに虹の橋に着きました。

Cお別れ会?
 「タコさん今まで助けてくれたり、遊んでくれたりしてどうもありがとう。これからもぼくたちのことを忘れないでね。」
7匹の魚たちは、そういってタコさんのお別れ会をすることになりました。
 「タコさんなにがしたいですか?」
と司会者のパルがいいました。するとタコさんが、
 「みんなとずっと一緒にいたい。」
と答えました。そこで、みんなはなんとかしてタコさんと一緒にいる方法を考えました。するとデブが、
 「どこに引っ越すの?」
と質問しました。タコさんは、悲しそうに
 「虹の国の裏の世界のブラックという町なんだ。」
と教えてくれました。ブルは、
「うちから紙と地図を持ってくるからね。」
といってうちにもどりました。しばらくして、
「タコさんもう2度と会えないくらい遠いんじゃないの?」
とブルは思ってるらしく、泣きなき帰ってきました。
「みんな、万年筆と紙とえーっと、地図を持ってきたよ。」
「やったぁ。タコさんの住所と地図を書いて。」
みんなもう、興奮状態です。みんな、そんなに僕のこと親切にしてくれて・・・・・・・・・・・・・
 「とうとう泣いちゃったね。」
とチビは、どうしていいのか分からず、事実を言っただけでした。仕方ないので、こんな悲しい話を忘れて、遊ぼうよとパルが言ったのでかくれんぼをすることにしました。
 「だれがおに?」
 「もういいかい?」
 「もういいよ。」
この声は、タコさんの一生の思い出になったかもしれません。

D手紙が届いた
ータコさんが引っ越して数日後ー
 タコさんから手紙が、届きました。
 「・・・・みんな元気かな?今、だいぶここになれてきたよ。必ず3日後には、遊びに行くからね。」
短い手紙でしたが、みんな大喜びです。
 「わーい。タコさんが来るんだー。」
手紙の通りタコさんは、3日後にきました。
 「ねー。タコさん遊んでー。」
くろがいいました。
 「タコさんは、なにがしたい?」
こうして1日は、、過ぎていきました。
 「タコさん僕たちも手紙だすから、また手紙ちょーだいね。」
とレドが言います。
 「またここにも遊びに来てね。」
とみんなで言いました。
 「うん。またいつになるかわからないけど、また行くよ。」
するとブルが
 「ぜーったいだよ。」
と言いました。
 「指切りげんまうそついたら針千本飲ーます。指切った。」

Eおとなりはクジラさん
 きょうは、パルの誕生日。みんながパルの家に集まっています。パルとみんなが、集まったのでパルは、ロウソクの火を消そうとしました。すると、
 「ドドーン。」
という大きな音がしました。びっくりしたみんなが集まると、そこにはけがをおった大きなクジラがいました。クジラは、だいぶ弱っていたのでみんなでその傷を治療してあげました。するとクジラは、
 「どうもありがとう!ぼくこの虹の橋が気に入ったから、そのとなりに住ませてもらうよ。ヨロシク!」
 「よろしく。」
みんなは、それに賛成です。
 それから1ヶ月後・・みんなクジラさんと仲良く遊んでいます。そうそう、クジラさんの名前は、ピックだそうです。

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