「夢の国」 京野さん(2)のつづき
この物語は湯川郁さんが「子ぎつねのホームページ」で募集しているリレー小説「夢の国」の続きです。
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(松丘小 高岡あゆみ)
7.王様の<夢の石>
3人は、店の主人と<夢の石>を持っている小人に王様の居るお城につれていってもらいました。 3人はそのお城を見たとたんびっくりして動けなくなってしまいました。なんと!!そのお城は30階ぐらいもありそうなとても大きなお城なのです。店の主人が
「王様はこのお城の最上階に居るんだよ。」
と言うと、また3人はびっくりしてしまいました。お城の中に入ってみると3人は、目を押さえました。なんとお城のかべにきれいな石(宝石)がいっぱいはめてあったのです。その石に光が反射して、道がキラキラ光って見え、とてもまぶしいのです。
その道をずっと行くとエレベーターがありました。エレベーターに入ってみると、とても広く、上には、ダイヤがちりばめてあり、とても豪華なエレベーターでした。そのエレベーターで35階までいっきに行ったので、3人はてっきり王様が居る部屋に着いたのかと思ったのですが、そこには、王様ではなく、兵士が並んでいるだけでした。
そこでは、いろいろへ石に質問され、その質問に答えて、合格だったら、通してくれて、答えられなかったら、お城の外に追い出される仕組みでした。店の主人は、その問題を全部答えてから、3人のことを紹介して、王様の所へ行くことを兵士に言ってから王様の所へ向かいました。
王様は37階にいました。その部屋は、過ごしやすい温度に保たれていて、天上には、いろいろな宝石などがちりばめられていて、部屋全体がキラキラ光っているようでした。部屋の真ん中には赤くて細長いじゅうたんがしいてあり、そのじゅうたんの両はじには、兵士がずらっと並んでいました。
店長が王様の前まで行くと王様は言いました。
「誰かと思えば<夢の石>の店の主人ではないか。どうしたんだ。」
「実は王様、この3人に王様の持っている<夢の石>を見せてあげてほしいのです。」
「何だ、そんなことでわざわざここまで来たのか。」
「それじゃあ見せてくれるんですか?」
3人が聞くと、王様は言いました。
「ああ、もちろんだよ。わざわざここまで来てくれたのに見せないわけにわいかないだろう。」
王様は一番そばにいた兵士に王様の<夢の石>を取りに行かせました。 王様の<夢の石>は黄色や水色などきれいな色の石でした。
8.3人の石
「僕たち、自分の<夢の石>が見つからないんです。どうしたら早く見つかりますか?」
3人が聞くと、王様は、こう言ってくれました。
「<夢の石>は、あせっても見つけられないよ。のんびり、気長に探さなければ、そうすれば、きっと君の石は自分から出てきてくれるだろう。」
「本当ですか?」
「ああ、本当だよ。だから、そこにいる店の主人に<夢の石>がいっぱいある場所へ連れていってもらいなさい。主人、いいな。」
「はい。ではさっそく、失礼します。さあみなさん、行きましょうか。」
3人は、店の主人に<夢の石>がいっぱいあるところに連れていってもらいました。3人は王様に聞いたとおり、あせらずにのんびり探しました。