保険会社等の合併(保険会社等が合併後存続する場合又は保険会社等を合併により設立する場合に限る。)は、内閣総理大臣の認可を受けなければ、その効力を生じない。
内閣総理大臣は、前項の認可の申請があったときは、次に掲げる基準に適合するかどうかを審査しなければならない。
当該合併が、保険契約者等の保護に照らして、適当なものであること。
保険会社による認可の申請にあっては、当該合併が、保険会社相互の適正な競争関係を阻害するおそれのないものであること。
当該合併後存続する保険会社等又は当該合併により設立する保険会社が、合併後に、その業務を的確、公正かつ効率的に遂行する見込みが確実であること。
内閣総理大臣は、第1項の認可の申請が保険会社と少額短期保険業者との合併に係るものであるときは、合併後存続する会社又は合併により設立される会社が保険会社でなければ、同項の認可をしてはならない。