自由学園PART2
芝生、外廊下から教室までフラットで段差がありません。食堂へ上がるときに何段か上ります。
段差がないのは今でも素晴らしく感じますが、床下がない設計は日本の風土にはあわず、
解体したときは腐食が激しかったそうです。
回廊
建物はコの字形をしており、左右の建物は外廊下でつながっています。
教室
外の景色が波打って見える当初のガラスも部分的に残っています。
天井裏のない山型の天井は、建物の背が低い割に中の人に圧迫感を与えません。
教室
ひし形の窓は旧近藤邸にもありました。
教室
天井の茶色の部分は開いて風を取り込む仕掛けでした(現在は開かない)。
食堂
この建物のメインです。直線的な細かい意匠にあふれているのですが、気分が落ち着く感じがします。
食堂の暖炉
冷たいお弁当でなく温かい昼食を皆で食べるという羽仁もと子の思想に基づき、食堂が校舎の中心となっています。
地下に調理場があり、暖炉の両側のドアから搬出されたそうです。
廊下
床の大谷石の色の濃い部分は当時の石だそうです。
講堂の暖炉
冬は消防署に届け出して火を入れることもあるそうです。
エントランスと明かり取りの窓
ストロボをたき忘れましたがかえって、渋い写真になりました。