(6)さあ試験開始だぁー
放送で、
「お食事が終わりましたら体育館へおこしください。」
と、鳴ったので、コロンちゃんは、
「できるかなぁー。できるかなぁー。」
と、思いながらも、体育館へ、つきました。
第1の関門は、とびばこでした。ジャンプの得意なコロンちゃんは、かるがる跳びこしてしまいました。判定人が「合格!」と、いうとコロンちゃんは、うれしそうでした。
さあ、問題は、第二の関門です。じつは・・・・!? 一輪車です!・・・・あ・・あれー?
「ああー、やっぱり五年前の一輪車は、無理かぁー。」
「えぇーーーー!」
私までびっくりしてしまいました。なっなっなっななーんと、一輪車とは、五年前の、お兄さんの使っていた物だったのです。さびも生えてにおいもきついので無理もありません。
とうとう第二の関門は、中止になり、第三の関門になって・・。 その第三の関門とは・・・・。おっおおおおーなーんにもないぞぉー???。その瞬間
「ごおぉぉー」
というものすごい音がしたかと思ったら、そこは、大きな道路・・・。 っとさきには、小さなおばあさんがいます。横断歩道がわたりたいようです。優しいコロンちゃんは、そのおばあさんを、向こう側へ連れてってあげました。 おばあさんは、
「ありがとうございました。」
といって去っていきました。おばあさんが見えなくなると同時に、
「合格ですよコロンちゃん。」
と、いう声が聞こえました。
第三の関門は、優しい心だったのです。すると背の高い女の人が出てきて、
「第一の関門は、合格。第二の関門は、中止。第三の関門は、合格。よってあなたは、合格です。」
「やったぁー」
そのときのコロンちゃんは、とってもうれしそうでした。
(7)第一のしゅぎょう(運動)
「さあ、たいそうをしたらマラソン五周!」
体育の先生は、クック先生(クマの先生)です。とっても元気でみんなの人気者です。っという間にコロンちゃんは、マラソン五周をさっさと終わらせてしまいました。
『この五ヶ月ずっと体育ばっかりやるのか〜』
そう思うと、なんだかだるくて、たまりません。
今日は、五〇メートル走です。 真直線にダダダダーーッっと走って終わり・・・。けっこう簡単。コロンちゃんも、慣れてきて、一ヶ月は、{五〇メートル走・鉄棒・なわとび・マット}をすらすらやり終わってしまいました。
そして二ヶ月目のはじめ、玄関を見ると、新しい一輪車がおいてありました。
もっもしかして!! や・・やっぱりそうです。
あぁーこの一週間一輪車地獄になりそうだなぁー。早速一輪車の練習場へ行ってみると、・・・?! あ・・あれーーけっこうできるんじゃん!
その一週間も、無事に終わって、二週間目は、プール、三週間目は、組みたいそうと、どんどん進んでいきました。
(8)第二のしゅぎょう(勉強)
さあ、いよいよ今日は、コロンちゃんが嫌いな算数!!
授業中なんて、これぞ青いウサギ!!って感じだよー。 手は、ちゃんとなってるのに、目の視線は、ぜーんぜん違う方向なんだもん!こんなんで本当に一人前なんかになれるのかなぁー。
そういえば、国語!コロンちゃんは国語は、とってもだーいすき!ノートなんかピカピカ光って見えるほど・・・。四月から運動・算数と、来ましたがこんなに集中しているのは、はじめてです! この国語の先生は、ニャン先生(猫の先生)。とても優しくて、うそをつくとすぐわかってしまう不思議な先生なのだ。昔お母さんの親友だったらしい。
国語の授業は、とても順調に進んでついに一二月二四日!
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