Essay
wish you were here
綴れ織り…
私はこの言葉が好きです。私の書く文章は、そんなつなぎあわせただけの言葉になるような気がします。
徒然なるままに…
書き綴られるのだと思います。毒も…すべて…
はじめまして…

じゅんこ姫改め
Juneと申します。

この度、やっと自分のお城を持つことが出来るようになりました。
ずっとずっと長い期間、まわりの皆様からHPを作れ、作れと言われ続けて、それでもまるで作る気もネタもなく、そんなつもりはもうとうございませんでした。

しかしある日、ある殿方からもHP作りを薦められ、『共通の話題も増えるよ』と甘い言葉を囁かれ、『分からないことがあったら教えてあげるから』と口説かれたのか、説得されたのか…本当は騙されたのでしたが(笑)…何となくそんな気にはなって来てはいたのです、基本を勉強する前から素材屋さんの存在を知り、色々探したり見ている時に『Atelier N』の薫さんの絵と出逢い、自分のイメージする何かがやっと作れそうな気がして、長い長い時間をかけて、今日の日を迎えることが出来ました。

この期間はずっと隠密行動で作業は進み、教えて頂けるはずの人からは『まずはHTMLの基礎を学ぶように』と言われただけで、薫さんの紹介して下さった『タグの玉手箱』さんで勉強をはじめ、理数系の私の頭には、かなり面白くも感じられ、興味は増して行きましたが、中々最初の一歩が踏み出せず、やっとTOPページを作り出すまでには、悩み苦しみ本当にHPなど作っていいものなのか、ただの自己満足になりはしないかと、長い時間葛藤し続けておりました。

そんな私に対して『作りたくなければ作らなくてもいいんだよ』と冷たい言葉を投げつけられ…私は傷つき、それでも薫さんからは『始める前から決めてしまうのはどうかと思いますよ。』と言って頂き、本当に何とか動き出したのでした。

作りはじめてみれば、教えて頂ける優しい殿方に何度も『助けてぇ〜』の連続の日々…その度に厳しくも優しくご指導頂き、私の頭の出来の悪さを知ってか知らずか『試行錯誤して覚えていきなさい。』と、突き放されることもありましたが、時には『ゆっくりでいいんだよ、焦らなくてもいいんだよ、のんびりでいいんだからね』と言って下さった優しい言葉が私を支えてくれていたような気もします。
お忙しい中、夜中まで私の諸問題を考え、解決して下さったことを本当に心より感謝しております。
この場を借りて、深い深い御礼の気持ちを申し上げますと共にこれからも見捨てずにいて下さいますよう、よろしくお願い致します。

そして今やっと隠密に進められて来た私のはじめての城、HPが完成したのでございます。
多分自己満足の世界、面白いところなど、どこにもございませんが、お時間のある時々に覗きに来てやって下さいませ…

『仔犬育て奮闘記』にいたっては、成長の一年分となりますので、本当に読んで下さる場合時間がかかると思われますが、そんなに興味をもたれるような内容でもないかと思います。初めて犬を飼うにあたって、壁にぶつかった時に日記にでも記そうと、人様に読ませるようなつもりでは書いて来ておりませんので、しかし後半から少し意識的にどなたか読んで下さる方を考えはじめて書いておりますが…

自己顕示欲の強すぎるお姫様が、昼間から赤ワインを飲みながら作ったような、傲慢なHPをご堪能下さいませ…
これからは雑記帳に負けないくらい『毒』を吐き出して行きたいと思っておりますが、苦情や抗議は一切受け付けておりませんので、悪しからず…

2004.5.27(上弦の月)


虚像と実像とモアイ像

とても頻繁にあることだが、私くらい虚像を作り上げられる人間はいないようだ。春先のサイトのイザコザもあの中で作られた虚像のじゅんこ姫が一人歩きをしたと言っても過言ではない。

私は自分のことをよく人に話す、例えばそんな事までと思われるようなことでも話してしまう事がある。そうなると別に意図的ではなく、打解けたりもする。 でも私にとっては隠し事を話したわけではないのだ、たまたまその人に話してしまっただけのこと、作られたイメージ、虚像は恐ろしいもので、本当に一人歩きをはじめてしまう。

一番ヤバいのは、頭がいいとか、仕事が出来るとか、その程度のレベルのものなら問題ないのだが、間違ってお金持ちに思われてしまうことはヤバいことなのだ。それが深くなると、否定しても謙虚だと思われてしまう恐れもある。

確かに私は『じゅんこ姫』姫ではあるが、姫の住む国は大国もあれば、とてもとても小さな国もあるのだ。
しかし、お金持ちの虚像は人を敵にまわす、(人の妬みほど恐ろしいものはない)そして才女などがプラスされれば大変なことになる。
『あなたは欲しいものを何もかも手に入れることが出来るのね。』これです。

間違っていますよぉ〜
皆さぁ〜ん!

昔バンドをやっていた頃は先にロックバンドのヴォーカルとしての虚像がよく作られたものだった。
派遣会社で仕事をしている頃は、行った先々で色々なことを言われる、あくまでも推測、想像なんだろうけれど…
『君みたいなタイプは男ばかりの兄弟の末っ子だろ』と言われたりすると、面倒なので『なんで分かるんですかぁ〜』と言っておく、またその人の中に違った私が作られていく。

お箸の持ち方が下手な私は、その事を小さい頃外国で育ったからと言ってみる。案外納得される、国は大抵アルジェリアかナイジェリアだ、誰もよく知らない、私もよく知らない国だから…しかしこの嘘は早めに正す。
そのかわり、お箸もボールペンも編み棒も持ち方がおかしいのは、『左脳と右脳のバランスが悪いから』これはかなりいいようだ。左利きを無理に右利きにしたでもOK!まぁ本当は単に不器用なだけなのですが…

話が嘘話になってしまいましたが、そんな些細なことからも人は相手に対して、想像もつかないイメージを抱いたりするらしい。

私の実像って何だろう?どれだろう?誰が本当のことを知っているのだろう?もちろん自分自身のはずなのだが、時折虚像に押され気味になることも否めない。

私はまわりをかき回したくて、発言をしたり、軽いジョークや嘘を言ったりしている訳ではないのだ。

見た目の神秘性(嘘です!)
遠くを見つめる大きな瞳(真っ赤な嘘です!)
それが罪作りなのでしょうか?

ちなみに…
ペラペラ喋ったり、書いたり、発言したりで、『あなたって人間がよく分かったわ』と言って頂くのは、それはそれなりにて゜いいのですが…(あたっていてもはずれていても、ずれていても、虚像だから…)

私は何でも喋っている訳ではないのですよ…
ちゃんと隠すべき事柄があれば、しっかり内に秘めております。
今ヒヤッとした方いませんでしたか?
あなたですよ!

さて、あなたの見ている私はどんな私なのでしょうか?限りなく実像に近い私なのでしょうか?どうしようもなく虚像で作り上げられた私なのでしょうか?

2004.5.5


笑えない、笑わない…ねぇ、らぴす?

それは一週間か10日ほど前のことだったと思う…
近頃の自分は何だかなぁ…と思ってしまう、どんよりした日だった。午前中に病院に行き、先生に話を聞いてもらい、結局のところ症状が良くなっている所もあり、薬は少し減ることになったのだが、それは通院はじめの症状の改善であり、うつの症状や頭痛は良くなっていないことを告げた。

その後、銀行や郵便局に行き、買い物もすませ、家にたどり着いた。
最近我愛犬らぴすは、とにかくうるさく鳴き叫ぶ、この事も辛い原因だった。とても可愛くて大好きなのに、少し我ままになった。

ハウスにいるか、部屋で放しているかのどちらかではなく、かなり大きめのサークルの中で、ハウス(寝床)とトイレがあるような場所で遊ばせてあげたらいいと、友人に言われていた。
心配性の私は彼女が見えなくなる事が不安で、リビングでくつろいだり、本や新聞を読んだり、書き物をしている時や洗濯、掃除等少しは相手をしてあげられる時以外、原則ハウスと決めていた。
これは尊敬する犬の訓練士、藤井先生の著書を何冊も読んでの結論で、放し飼いの弊害はとても大きいことを学んでいた為であった。仔犬の頃から寝床、安らぎの場所はハウス、『そんな狭いところに入れてはかわいそう…』と思うのは人間の勝手な思い込みなのだと先生は書いていた。放し飼いにされている犬は常に緊張を強いられ、ストレスがたまるのだそうだ、自分が守るべき領域が部屋全体になるからだと…
先生の本の通り、仔犬の頃から夜はいつもハウスで寝て、チビの頃はハウスごと一緒の寝室で寝かせて、少し大きくなってからはリビングに彼女の定位置が出来た。大鳴きしたり、大騒ぎしてハウスから出せとその頃はそんなに騒ぎはしなかった。いい子にしていれば一緒の時間はちゃんと来るのだから…

それが引越しをしたあたりから、大鳴きが酷くなった。しかし、いつもお世話になっている獣医の先生にも何度か言われた事があるが、鳴いたら来てくれる、出してあげるは一番いけないこと、無視と決めていた。

自慢なのだが、元々らぴすが良い子だったのか、私の何冊も読んだしつけの本の成果だと自負もしているのだが、悪い事はほとんどしない、無駄吠えもあまがみもなく、破壊行動などしたこともなかった、スリッパや靴をかじったり、人が使う生活道具をおもちゃにしたり、壊したりは、ただの一度もない、(問題は食糞だけかな?)ハウスの中での生活はストレスがたまっていなかったと立証出来るのでは?家でのルールもちゃんと守れる。

ハウスの中でうるさく鳴くのは私の側に来たいだけと思っていたが、この頃は権勢本能が強まり、私への従属が崩れたせいだと気がついた。しつけし直しと決心!

話はもとに戻って、どんよりした気分のその日近頃は心から笑えない、笑わなくなってしまったような気がしてトボトボひとり歩いていたのだが、家に戻ってから以前友人に言われたように、らぴすのルームを3畳ほどにハウスとトイレ、BOXには犬関係の本があり、おもちゃ箱もあるところを上手く仕切ろうと、前にトイレサークルを広くしてみようと購入した2面のサークルパーツが残っていたので組立て、らぴすルームに背を向けているソファと家具の間に置いた、サイズはぴったりだった。

ご飯をあまり食べなかったらぴすをその新しく囲まれた彼女のルームに残し、私は疲れた気分でお昼を食べていた。案の定、ハウスから出たい時と同じようにルームから出せとオロオロした声で鳴き叫ぶ、無視、無視…行ったり来たりしている様子でソファの隙間からくんくんしている、無視、無視…そうやってルームにも慣らすべきなのらしい…私はハウスで十分だと思っているし、ネットで知り合った獣医さんも放し飼いにされていてもハウスにいても飼い主が相手にしてあげないのなら犬にとっては同じこと、ハウスに閉じ込める=虐待などという事はないのだと言われた。現実に眠くなってくると抱っこしてハウスに連れて行けばすっと自分からハウスに入る。

しかし、今日からは寝ることもトイレも自由、ボール遊びも一人で出来るルームが独立したのだ。鳴くな、騒ぐな、君の専用のルームだぞと思っていた。

それが、それがなのだ…
ふと気がつくと、らぴすが私の横にいる『へっ?』…どうやって?サークルの隙間は通れるはずもなく、謎だ!飛び越えたのなら音がする、音もなく私に甘えて来たらぴす?謎だ?これは多分、まさかのようだが、ソファの背面からサークルより高いのにジャンプして、ソファからエリアラグに降りたに違いない、以前友人の家でもソファの背面からジャンプしたらぴすを見たと聞いたことがあった。

『お前どこから来たのよ?』と笑わずにはいられなかった…
我家ではソファに乗ることは禁止、らぴすはちゃんと守っている、人の家ではいいと思っているらしいが…(笑)
天から降って来たのか、らぴす?
それからはもう彼女のペース、一緒にゴロンゴロンして、ボール遊びに時には付き合い、新聞を読んでいる時は断り、ついには一緒に仲良く昼寝…私の気持ちを知ってか知らずか、らぴすは私を笑わせてくれて、和ませてくれて、しかしおとぼけおバカならぴすは、いつもおもちゃをどこかになくしてしまい、私に探させる、嗅覚は犬以下か?

フリーにしている弊害はいくつか出る、広い領域の中で目や耳が緊張していることがよく分かる、そして側にいることをうんと望み、またハウスで鳴くのだろう…
ルーム作りはどう作ってもスーパーアスリートなジャンプ力の前に無駄に終わった。

きっと私は、これからも自分勝手な都合によりハウス、都合により遊ぶのだろう。目の届かないところに行かないで不安だから、フリーの時はずっと側にいて…私達の間でお互いの都合の良い協定が早く結ばれることを望む、もう少し彼女が大人になったら、きっとあと数ヶ月したら、話し合いの上?調印式が行われると信じているよ、おかしなキャラクターだね、らぴす…誰に似たのかね、らぴす?
笑わせてくれてありがとう…
信頼してくれて、愛してくれてありがとう…

2004.5.5


社会生活不適合者

これでは、あまりに過激すぎるタイトルですが、これは私の好きなあるアーティストの歌のタイトルなのです。

ずっと以前、私が知人だと思っていた人のHPの掲示板に書き込みをしたところ、いきなり削除されてしまったことがあります、特に誹謗中傷した内容でもなく、たわいのないものだったのですが、ただその方の管理人としての立場から嫌なものを削除したに過ぎなかったようです。
そしてメールが送られて来ました、そこに貼られたURLを読むようにと…『ネチケット』について書かれたURLでした。

そんなURLを貼り付けるようなことをせずに、私が何か失礼なことをしたのか、何がネチケットに反していたのか、教えてほしいと思いましたが、メールには『姫が嫌いとか、もうらぴすちゃんとは遊ばないとか。そういうことでは無いから誤解しないでね。』と二度にもわたって、言い訳がましく書き連なれておりました。(完全な猫かぶりの嘘でしたが…)

『はっきりと書いてほしい』とメールを出しますと、今度はネチケットの多分全文だと思われるものをメールに貼り付けて、わざわざコメントまでつけて物凄い量のものを送って来られました、その中に書かれたコメントは彼女の本性がはっきり出てしまったような、酷い口調で、多分元ヤンキーかなんかなのだろうと思ってしまうほどのコメントだったのを覚えております。

最初のメールの注目すべき文章は、自分のネットの友達を取らないでほしい、その友達もあなたには迷惑しているといった内容でした。友達の友達はみな友達のようにしないでほしいとも書かれていました。その事は私へのメールだけでなく、分からないように別の掲示板にまで名前を出さずに書かれていました。(これは完全に嫌がらせです!)そして私に対して自分自身で友達を探すようにとまで書いていたのです。まったく大きなお世話でございます。
別に私は彼女の友達だから、その方のサイトを訪れた訳ではなく、経由地も違っておりました。友達を取るだなんて、幼稚な考えはどこからお持ちになったのでしょう?そして言いたい事があるのなら、もっとはっきり言ってほしいとメールを出しますと、ヤンキー女に変貌し、時同じくだと思いますが、彼女は自分のHPの掲示板を閉鎖しました。(元々何かを妬み、また何か生活に鬱積したものでもあるかのような彼女でした。)

私が攻撃するとでも思ったのでしょうか?そんな暇も興味もございません、人間関係もある一部の方々とは続けていくのは難しいと少し前から思い、考えていたのです。

気がついてはいないのかもしれませんが、彼女はネチケットとやらをもしも確実に守る事が出来ていたとしても、本来の社会生活において、オーバーな言い方をすれば『社会生活不適合者』ではないかと、実は以前から思っていたのでした。それはたったひとつの出来事からなのですが…何度かお逢いしていて、お育ちの悪さ?そこまで言ったら失礼ですね、生活習慣の違い?普通の大人としてのマナーがちょっと…

狭い、狭いネットの世界でのマナーやルールは守られていても、対人間同士のお付き合いの中で、自分こそはきっちりと大人として生活していると思っていらしたようですが、たかが少しばかり年長者の私から見れば『いったいどうしたものか?』とずっと思い続けてしまうような事があったからでございます。

毒吐きが、かなり厳しいものになってしまい、しかも波紋を呼びそうな話題ではありますが…
少なくともこれは彼女に対する中傷ではなく、出来事の題材としての批判であり、現在私が考えるネチケットや社会生活におけるマナーやルールに対する疑問を毒を混ぜて書いたに過ぎないのです。(誹謗中傷とはありもしないことを言うことであり、これはすべて真実です。)

恐ろしい話ではございますが…今冷静に振り返ってみますと、友達だと思って本音で相談していた人は裏で別の行動を取っており、まんまとネットを住処とする女友達の輪のグループに私ははめられたようなカタチになってしまいました。(だから女は怖いです!)
最も信頼していいと思っていた人に電話をかけた時には、かけるところがあるから15分後に電話をかけ直してほしいと言われ、しかしその後電話は一向に繋がらず、まさかと思いましたがメールを受信すると、『疲れたから寝る。』といった内容だけが書かれておりました。(続けていくことが難しいと思っていた人達の、対応が丁度それでありました。)
ネットの世界ではマナーの悪いとみなされた人は、話をさせてくれることも無く、いきなり簡単に袋叩きにされ、村八分どころか村から追い出されてしまうものなのでしょうか?

いい訳などする気はありませんでした、しかし時間が経てば経つほど、この結果に感謝したいと思える私がおります、精神世界で学んだように生きていく場所やレベルが違う人達だったことに気付かせてもらえたのですから…
そして、今にして思えば『社会生活不適合者』で、くくってしまった彼女は、噂では聞いておりましたが、本当に不幸せな女性なのだと理解しようと思ったのでございます。
これは、毒吐きを超越して、悟り?まさか…です。(笑)

社会生活において、友人知人、少なくとも顔を合わせて付き合っている人のイケない点を見つけた場合、注意してあげる、そっと教えてあげることはしても、マナー本を投げつけるようなことは決してしないと思うのですが…せめて付き合いきれないと思ったら、自分ひとりだけがその人と少し距離を置いてみるくらいでしょう?
間違っていますか?

20年来の友人にも話してみましたが、彼女から帰って来た言葉は『暗い』が最初の一言でした。そして、自己満足、何の為のHP?、陰湿、掲示板&日記=文通?等々の貴重な意見があり、そしてその中で私が一番考えさせられたのは『そのサイトは本当に興味のあるサイトだったのか?』と聞かれたことでした。本当に考えさせられてしまいました、興味のあるサイトはひとつかふたつしかありませんでした…それが事実です。

さて、私はどのくらいネチケットを蹴散らしているのでしょうか?社会生活にも適合しているのかどうかも疑問です。
これから数多くの文献を探し、ネチケットについて考えてみたいとも思いますし、もっと本当に興味の持てるサイトを探したいと心から思っております。

あの後から私のアドレスに急にウイルスメールが頻繁に届くようになりました、いくらPCに詳しいからといって、まだそんな事をやっていたいのですか?(それはネチケットで許されることなのですか?)

皆さん、こちらの掲示板に何を書かれても構いませんが、貴方様の良識の範囲内、品位を疑うような書き込みはしないで下さいませね…
抗議・苦情・誹謗中傷・爆弾攻撃等々は受け付けておりませんが、見つけ次第さっさと削除させて頂きますよ、覚悟の上掲示板をご利用下さい。

2004.5.8


Dear My Soulmate 

特に毒を吐く為だけに、このページを作った訳ではないので、まるで違う視点から話を書かせて頂きます。
プロフィールにも書きましたが、私はもう随分昔から、精神世界やヒーリングに興味があります。瞑想こそまともに出来ませんが、月からパワーをもらえると信じていたりするのです。
この精神世界を知るきっかけになったのは、ある友人からもらった一冊の本からでした。そして彼女が他にも読みやすい本があるよと何冊か薦めてくれたものを読書嫌いの私がサラサラと読めたことからも深い興味や関心が自分にあるのだと気がつくことになりました。

最初の頃に読んだ本にソウルメイトの存在について書かれていたものがありました。人には必ず、そんな魂からのつながりを持つ友人がいることを…私の読み間違えでなければ、その人との繋がりは何度生まれ変わっても色々な形で繋がっているらしいことも知りました。
私は以前近くにいた友人がソウルメイトではないかと思っていた事がありました、しかしある日何かが違うと思い、その後私は必死にソウルメイトを探すこともなく、何年もの月日が過ぎて行きました。その存在の人に一度きりの人生で出逢えたら、どんなに素敵なことだろうと思っていました。

しかし、私はその人に出逢ってしまったのです。出逢うことが出来たのです。
もちろん最初は半信半疑でしたし、その人が『私があなたのソウルメイトです。』と挨拶した訳でもありませんし、ただ私の当たるかどうかも分からない直感にすぎませんでした。
『あなたの存在は私の中で探していたソウルメイトかもしれない。』と言ったところで、当の本人が私のように精神世界の本を読みあさっていない場合には、何のことやら、おかしな女だとくらいに思ったに違いありません。実際そうだったと思います。

ただ、その人と出逢い、一緒の時間を過ごした時に、それほど知り合えた仲でもないはずなのに、私は心から安心し、体が震えるほどの衝撃を受けたのです。涙が流れそうになりました、泣いていたかもしれません。

いくつかのヒーリングを体験し、例えば滝の側で深呼吸をして、気分をリラックスさせたり、アロマテラピーやヒーリング音楽を聴いて心安らいだりした事はありましたし、ヒーラーの主催するセミナーも体験した事もありました。

その人の側にいる時の私の心や体が溶け出していくような、ゆったりと、何かにふんわりと包まれているような、今まで感じたことのない暖かく不思議な安らぎに体全体が包まれたのです。それは例えば電話で話している時にも感じる事がありました。
きっとその人に私はかなりの泣き虫か何かに思われてしまったかもしれませんが、そのくらい感情が安心とともに高揚したり、とても不思議な体験をしてしまったのです。もちろん彼がヒーラーだったわけではありません。

彼の喋る言葉はデビットのそれとよく似ていました、デビットが、シャーリーに話す時のように、穏やかに私に話しかけていてくれたことを今頃になって気がつきました。

もう今、私のソウルメイトは側にはいません。ずっと、ずっと繋がっているはずなのにと思われるかもしれませんが、必ず出逢えるかどうかすら分からないソウルメイトは結婚相手でもない限り、いつも側にいてくれる訳ではないことを知りました。

そして、あの包まれるような安心感を知った時、私にはとてもソウルメイトが必要な時だったんだと思っています。ソウルメイトは私に何かを学ばせてくれる為に現れたことにも気がつきました、いくつものことを私は彼から教えてもらいました。
彼が本当に私のソウルメイトであるのならば、きっとまたどこかで逢える日が来るだろうと信じています。私がSOSの信号を送る時かもしれませんね…

あの不思議なほどの安らぎに包まれる幸福感を私はずっと忘れることが出来ないと思います。それは私の脳裏にも身体全体にも刻み込まれてしまったような気さえします。

もう二度と逢うことは出来ないのでしょうか?
ソウルメイトは彼以外にいないことに私は気がついているのです。普通の友人でした、ごく普通の友人でした、ただ私にはソウルメイトだったのです。

いつまでも心の片隅で祈っているのかもしれません…
またどこかで偶然彼に出逢えるその日を…

遠く時の輪の接するところ、再びめぐり逢うことが出来る。永遠の別れなどこの世にありはしないと…誰かが昔言っていた。

2004.2.1


美談

春は引越し業者の繁忙期である。
こんな時に引越しをしなくてはならない場合は少し知恵をしぼる。まず春休み期間中は避ける、そして平日のフリー便にする。これでかなり安くなる、しかし安くなった分私はお任せ梱包を利用してしまうのだ(それでも値切って安くしたが…)、引越しは嫌いだ、何日、何週間も前からの梱包、荷造りは精神衛生上良くない、今回もせめて食器棚や台所まわりだけでもと、お任せ梱包を頼んだ。料理好きは皿にも拘る、しかも陶芸をやっていたせいで皿の量がやけに多く、斬新なカタチの物も多い。

当日、10時の約束より早く梱包係りの人がいらした、普通(以前)梱包は女性スタッフだったが、今回は50代くらいのおじさんがやって来た。
話し好きの感じのいいおじさんであり、しかも梱包は丁寧だ、しかし以前のおばさんに比べると、やけに遅い、以前はおばさん3人で家中の梱包を見事に午前中で仕上げたのだが…
おじさんは、とにかく話し好きだった、疲れるほど…

聞けば昔は某大手商社にいたらしいが、奥さんの持病が悪化して、大手術が必要となり、家事や奥さんの介護はヘルパーさんを頼むつもりでいたらしいが、奥さんがどうしても知らない人の介護を受けたくないと言い張り、おじさんは奥さんの為に会社を辞めたのだと言う。その後手術は成功し、何年間かの献身的な介護のせいもあり、奥さんは奇跡的なまでに回復、成功しても寝たきりになるかもしれないと言われていたらしいが、愛情と努力に包まれて、少しずつ歩くことも出来るようになって行ったと…いい話だ…
しかし、トイレにひとりで行くことは出来てもお風呂の世話や家事全般はおじさんが今もやっていると…料理も洗濯も掃除も…大変なことだと思う…

奥さんの為に会社を辞めてまで尽くす、これも運命なんだろうと受け入れたと話す…本当にいい話だ…
そして数年前から昼間の仕事に行くことが可能になり、今引越し業者で働いている訳なのだが、おじさんの唯一の楽しみはパチンコ、それでも休みの日に朝からパチンコに行ったとしても奥さんには決して話さないと言う、自分だけが楽しんでいるようで可哀想だからと…いい話なんだなぁ…
ずっと聞きながら、世の何人の男性が妻の為、長年勤めた会社を辞めてまで、そこまで尽くすことが出来るのだろうか?本当に感動させられた。

つい何故か、SMAPの話になった、私がファンで旅も兼ねて、札幌公演にも何度か行ったことを話した。するとおじさんの知り合いの女性で40歳を過ぎている人らしいが、子供を親に預けてキンキ・キッズのコンサートに大阪まで行く人もいると…離婚をしていて旦那さんはいない人らしいと聞いた。

それからも、とにかくおじさんは本当によく喋り、やたらと私のことを褒めてもくれた。まぁお世辞上手の人くらいにしか思わなかったが…

その後…
何かの話からまたキンキ・キッズファンの女性の話題になった時、『パチンコ仲間なんでしたっけ?』と聞くと、その女性とは以前おじさんが病気で入院した時に病院で知り合った人だと知った。『出逢いは分からないものですよ』と言う。『でも彼女とは月に2回以上逢わないと決めている。』と…
『へっ?』
『まぁ、そこを出て食事して…』
『そこって?』心の中でつぶやいた。ホテルじゃないか、どう考えても…それは…

奥さんの為に会社を辞めて、とにかく尽くし、パチンコを楽しむことも話さずにいるおじさん…
『一度きりの人生だから』
そうなのかぁ〜?だから愛人もありって…?!
別に愛人は否定しないですよ、私…そうよ一度きりの人生ですものねぇ〜
でも今まで聞いてきた美談がぁ〜

その日のおじさんの梱包は結局夕方の遅れたフリー便まで続いた、遅すぎるぅ〜
私は午前中に梱包が終わり、前回のように午後からトラックと運搬スタッフを待つと思い、チェックする原稿まで用意していたのに…
はじめから夕方までいて、照明の器具も梱包する予定だったのか?ただ喋ってばかりで仕事が遅れて居残ったのか?トラックは大幅に遅れた、その遅れた分を取り返すために運搬作業員は4人の予定が、どんどん増えて行き、玄関先には体育会系のような汚れた靴が山盛りになった。

何故今回は運搬スタッフにジャニーズ系がひとりもいなかったのだろうと私は密かに悲しんでいた。

新居到着はナント8時を過ぎ、積み下ろしが完了した時は10時を過ぎていた。私ひとり、とにかくクタクタ…
おじさんは途中で本社に帰って行った。

新居の設置作業で、大切な照明器具(ガラス製)を割られ、もちろん弁償だが…お陰でクタクタに追い討ち…その夜は何だかんだで寝たのは午前2時過ぎだった…

次の日は退去したマンションの管理会社立会いのもとの修繕箇所のチェック…
その時恐ろしいものが発見された、台所の引き出しふたつ分そっくり中味がおもいっきり入ったまま、梱包を忘れられていたのだ。
おじさんはやはり美談では語れない、アンケートハガキに照明器具は壊されるし、引き出しふたつ分も梱包忘れられるし、散々だと書いて投函してやった。

それから数日後、ナントあのおじさんから電話が来た、梱包を忘れた詫びの電話ではあったが…『でもこの事はいい方に考えたいです。』(この失敗を教訓にだと誰もが思うでしょ?)
『そのお陰でまた、あなたとお話しすることが出来たのですから…』
何だとぉ〜と私は思った!
『また電話します。』(何でだよ!)と言って、おじさんは電話を切った。
着信履歴を見ると携帯からだったようなので、即ブラックリストにぶっこむ!

美談じゃねぇ〜ぞ、エロじじぃ〜

私にも年齢制限と好みってものがありますの、どんなに暇でもお前みたいなエロじじぃと話している時間はないんだよ!

そのエロじじぃから次の日もまた次の日も1日に何度も電話が着信履歴のブラックリストに残っていたことは言うまでもない…

2004.5.10