保険業法施行令(平成7年12月22日政令第425号)


第33条(権利の実行の手続)

法第223条第6項の権利(以下この条から第35条までにおいて単に「権利」という。)を有する者は、金融庁長官に対し、その権利の実行の申立てをすることができる。

2.

金融庁長官は、前項の申立てがあった場合において、当該申立てを理由があると認めるときは、法第223条第1項第2項第4項又は第9項の規定により供託された供託金につき権利を有する者に対し、60日を下らない一定の期間内に権利の申出をすべきこと及びその期間内に申出をしないときは配当手続から除斥されるべきことを公示し、かつ、その旨を前項の申立てをした者(次項及び第4項において「申立人」という。)及び当該供託金に係る免許特定法人(当該免許特定法人が法第223条第3項の契約を締結している場合においては、当該契約の相手方を含む。第4項及び第5項において同じ。)に通知しなければならない。

3.

前項の規定による公示があった後は、申立人がその申立てを取り下げた場合においても、権利の実行の手続の進行は、妨げられない。

4.

金融庁長官は、第2項の期間が経過した後、遅滞なく、権利の調査をしなければならない。この場合において、金融庁長官は、あらかじめ期日及び場所を公示し、かつ、当該免許特定法人に通知して、申立人、当該期間内に権利の申出をした者及び当該免許特定法人に対し、権利の存否及びその権利によって担保される債権の額について証拠を提示し、及び意見を述べる機会を与えなければならない。

5.

金融庁長官は、前項の規定による調査の結果に基づき、遅滞なく配当表を作成し、これを公示し、かつ、当該免許特定法人に通知しなければならない。

6.

配当は、前項の規定による公示をした日から110日を経過した後、配当表に従い実施するものとする。


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