Essay
wish you were here
大切な人…

気がつけば2004年は足早に過ぎ去り、2005年が慌しくはじまっていた。
思い起こせば2004年は驚くほど色々なことがあった。ここ数年間がぎゅうっと濃縮されたような日々だった気がする。
とても多くの出逢いと別れがあった。

出逢いはいくつもの不思議も起こしてくれた。
このサイトのオープンにこぎつけるまでは多くの優しい人々に励まされ続けていた。旅にも何度か出た。昨日までの見知らぬ人が友人にもなった。心優しいヒーラーとの出逢いでは、自分の過去世を知り、現世での悲しみの訳や生きて行くヒントを知ることにもなった。そして様々な出来事で涙を流すことがこれほど多かった年もなかっただろう。

流れて行く月日の中、私は出逢った人々を砂金取りの道具のようなもの、ざるのようなもので振り分けてしまっているイメージが強くある。上手にサラサラ、サラサラ振り分けては光り輝く、私にとって大切な人だけを選んでいるようでした。

ずるい?
イエイエ((~∇~ )( ~∇~))イエイエ出逢いは出逢い、通り過ぎて行ってしまう人がいてもおかしくないものです。
私自身がフリフリ振り分けたつもりになっていることも本当はエゴや誤りで、私の中の大いなるハイアーセルフだったり、持ち合わせている時々不思議を起こすエネルギーやパワーがそうさせているのかもしれません。

そして迎えた2005年…
とても大切な人ばかりが私を見守っていてくれています。
そこにあるのは確かなる愛です。
あふれるほどの愛で自分自身が包まれ、大切な人に愛を送っている、送り合っているそんな気がします。

予感?心豊に暮らせる2005年であると信じています。

大切な人…
とても大切な人…
その人がどれだけ私にとって大切な人であるのか言葉だけで書き表すことは、未熟な私には難し過ぎます。
年明けから書きたい、表現したいとずっと思い続けて来ましたが、とても伝えきれるものではなかったようです。

2004年のクリスマスの日に聴いた歌のフレーズが今も耳に聴こえます。

♪誰かに愛されながら僕らは生まれ…
  誰かを愛する為に僕らは生きていく…♪

大切な人をせいいっぱい愛する為に生きて行きたいと思います。

2005.1.12


パンドラの箱

開けてはいけないと言われたのに、蓋を開けてしまい煙にまかれて、お爺さんになってしまったのは浦島太郎!

では、パンドラの箱って何?

彼はパンドラの箱を持っているらしいことを私に話してくれた。
そして、その箱は決して開けてはいけないようにとまわりの友人に言われていることも教えてくれた。

好奇心旺盛な私は調べてみた。

パンドラ
それはギリシア神話に見える地上最初の女の名前だった。

参考資料
ギリシア神話で
ヘファイストスが粘土から造った人類最初の女!
天上の火を盗んだ
プロメテウスに怒ったゼウスの命で人間に遣わされた。
神々はあらゆる魅力を彼女に与えた。(パンドラとはすべての贈り物を与えられた女の意味)
エピメテウスの妻となって地上に降りた彼女は禁断の箱(あらゆる災いを封じ込めて人間界に持たせてよこした、いわゆるパンドラの箱)を好奇心にかられて開き、中からあらゆる諸悪が飛び出したので蓋を閉めたところ『希望』だけが残ったという。

プロメテウス
ギリシア神話のティタンの神のひとり『先に考える男』の意味
エピメテウス
パンドラの夫、プロメテウスと兄弟『後で考える男』の意味

ちなみに…
昔私が一時在籍していたバンドはアルテミス、意味を調べてみるとギリシア神話の狩猟および月の女神だった。それで私は月が好きなのかぁ?

話を戻しまして、つまり…
彼がパンドラの箱を持っているのなら、彼はエピメテウス?パンドラの夫な訳かな?

また違った解釈をすると…
彼はあらゆる魅力を持ったパンドラまたは女に魅了されており、彼が愛する女パンドラもしくは女が持っている箱を開けてはいけないと友人に言われている訳であり、彼の彼女は限りなくパンドラってことで、彼にとっては地上最初の女ってこと?

;;;;(;・・)ゞウーン

まぁとにかく、友人がその箱を決して開けてはいけないと彼に言うのは、その箱は彼の箱ではなく彼女の箱だからではないのかな?
人のものは勝手に開けてはいけないよね?
彼女を怒らせたら、それこそが災いってことなのか?

彼が本当にパンドラの箱を所持しているのなら、彼じゃなくても誰も開けちゃだめだよね、いくら最後に『希望』が残るんだとしても災いって…
天災・人災・震災・災難はどれも怖すぎますから…

2005.1.17


『おひとりさま』

最近『おひとりさま』が流行っているらしい。
その言葉も行動もテレビでは主に女性の『おひとりさま』の特集を組んでいた。

独身女性だけではなく、主婦層にもかなりの広がりを見せているそうだ。

働く女性は仕事の後、ひとりでバーやレストランでゆっくり食事をして、自分の時間を過ごす。

ある主婦の方は子供を預けて(または留守番させて?)とてもお洒落をして、昼間から出かけてランチを楽しみ、その後エステに行ったりしていた。
そうやって自分ひとりの時間をゆっくり楽しむことで日常生活からスイッチの切り替えをするらしい…

今や『おひとりさま』歓迎のホテルや旅行のパックも多いとの話に番組司会者は旅行のパックに参加するとかでは本当の『おひとりさま』の意味がないとも言っていたが、実に私もそう思った。

ある日の新聞には都内のホテルに月に1回程度宿泊して、仕事や家庭から離れのんびり考える時間を作っている男性の記事が載っていた。
仕事からの重圧や家庭サービスから、ひと時離れることでとてもリフレッシュされて元気になれる気がするらしい。

私には分かりすぎるくらい分かる。
私はひょっとすると昔々からの『おひとりさま』の達人かもしれない…
現に今この文章を書きとめているのも都内某所にあるエスプレッソが美味しい店だったりする。そしてもちろんこの後の予定も『おひとりさま』だ!

10代の頃から観たい映画はほとんどひとりで行っていた。
ひとりで行く動物園や美術館もとても好きだった。
女友達の中にはひとりで食事する店に入れないという人も少なくないが、私には昔から行きつけの飲み屋まであった。

今一番の行きつけの店は帯広の『十勝ビール』である。
ここに行く為には『おひとりさま』の気ままな旅もついてくる。お気に入りのホテルは『北海道ホテル』ひとりで泊まれるホテルでありながら温泉の大浴場しかも露天風呂まであるのだ。
とにかく北海道をひとりでふらつく旅はずいぶん長くやっているが飽きることがない。

都内を『おひとりさま』で闊歩することも、それなりに面白いが人ごみは疲れる。

大人の女性たるもの、ひとりでバーやレストランで美味しいお酒や食事を楽しめなくてはと以前から思っていたが…
いつも何となく私時代を先取りしちゃっている感じ?

さぁ…
今年は何回自分のスイッチを切り替える為、日常生活からの脱出をすべく『おひとりさま』が出来るのでしょう?

2005.2.3


薬・常備薬・頓服薬

また病気がらみの話題で恐縮だが、今朝ふと思ったのだが、私はここ数年間毎日医者からもらっている薬を1日5種類くらい飲んでいる。
その他、現代人としてはビタミン類など市販のサプリメントも何種類か飲んでいる。これだけでも旅に出る時に日数の計算をして持って行くのが大変なのに、実はまだある。

いわゆる常備薬・頓服薬として病院からもらっている薬!
これは症状に合わせて、その時だ飲む訳だが…
まず胃の薬…医者の処方ではあるが、これは市販もされているタイプの薬である。時としてかなりの胃痛等に襲われて飲む薬だ。
その次に鎮痛剤…どうやらこの薬は市販のものに比べて、とても強い薬らしく、前述の十数年来の付き合いになる外科の先生からは注意を受けた。

これでも自分が飲んでいる薬はすべてインターネットで調べて副作用その他は理解しているつもりなのだ、良き友人に『自分の飲んでいる薬は自分自身で調べて理解しておくべき』との助言を受け、彼が薬について調べるサイトまで紹介してくれたお陰です。薬に詳しい彼いわく、日々飲んでいる私の薬はそんなに強いものはないと言っていたが担当医によるとそうでもない薬もあるらしかった。
常備薬的に胃薬と鎮痛剤を書いたが、まだあるのだ。

未だ原因不明の発作が起きた時に飲む薬、と言うと私は喘息もちだと思われてしまったこともありましたが、本当によく分からないけれど多分精神的なものから起こるらしい…突然に胸と背中がしめつけられ苦しくなり『痛いよぉ〜』と叫びたくなるような事が、ほとんど明け方に起こる。その為薬は枕元に置いておく必要がある。しかし、その原因不明の発作は厄介なことに毎月起こるほどのものではなく、忘れた頃にやって来るのだ。

そして重要なもうひとつの手放せない頓服薬があり、これは今もらっている薬の5種類の中のひとつの薬の強めバージョンで、日々の薬で補えない症状が起きた時に飲む。

一応これで薬の紹介は終了!なのだが…
大昔の甲状腺手術の影響で最近になって甲状腺機能低下症の病名ももらってしまいました。それはホルモンバランスの問題で起こるらしいので今はせっせと大豆イソフラボンのサプリメントを飲んで、本人は効果が出ていると確信しているのだが、毎年行う甲状腺機能低下症の検査で数値が悪くなれば薬を飲むことになってしまう、しかもそうなったら一生飲み続ける薬になるそうだ。

今飲んでいる薬は5種類と言っても、これでも減った方であり、飲み忘れても平気なサプリメントは軽いノリであったりするのだが、病院から処方された薬はきっちりと飲まないと駄目な性分で、まったく父親譲りの性格だったりする。

何故こんなに長々と薬の話を書いたかと言うと、多分花粉シーズンだからかなと思ったリする。こちらも私は年期の入った入った花粉症患者で、もう先月から医者で薬をもらって飲んでいる。しかも今年はそれだけではなく12月から飲み始めれば花粉症の症状がかなり軽減すると聞いて、去年アメリカで購入した薬草から抽出したらしい甘いシロップのようなものまで飲んでいる。これはナント風邪にも効いて、風邪の初期症状時に1日に多めに飲んだら治ってしまったのだ。詳しい説明は英語で書いてあるのでチンプンカンプンで本来どのような目的の薬か解っておらず、薦められるまま購入して来て、日本に戻ってから旅のコーディネーターをして下さったNanaさんに飲み方を簡単にメールで教えていただいたものなのです。

サプリメントの先進国アメリカでもハーブのような自然な素材を使った薬が人々に信じられ飲まれており、効果も高いらしい。ネイティブ・アメリカンの友人の多いNanaさんの暮らしぶりは、より人間的で自然で、きっと本来あるべき人間らしい暮らしに戻るべきなのだろうと感じさせられる。(Nanaさんは現地で歩いている時に道端などに咲いている草花の効用についても色々話してくれた、ネイティブ・アメリカンの中には必ずメディスンマンと呼ばれる人が存在もするのだ。)
アメリカでサプリメントを購入しようとしたら大変なことになる、驚くほどの種類で、しかも低価格、巨大なパッケージも少なくない。私にはとても選べないと思ったほどだ。

どんどん薬話がそれて行っている気もするが、私はそのアメリカを旅する時に持って行く薬を英訳する必要があり、薬の袋に適当な英語名をたくさん書き込んだ、もちろんそんなに適当ではないのだが、頓服薬は英語にすると『
a dose of medicine to be taken only once』となり、とても喋れそうもない(笑)、出発前に胃薬が粉である事が問題になり、白い粉、アメリカではヤバいかもね…急遽病院で錠剤タイプのものに変更してもらった。
またいつかアメリカに行くつもりの私としては、なるべく日々飲む薬を減らし、頓服薬もなくなる体調に整えなければ、また数多くの薬の英訳をすることになったり、間違っても甲状腺の薬など増やす訳にはいかないのだ。

いつかひと月分の私の5種類の薬と数種類の常備薬・頓服薬を写真に撮ってサイトアップするべきかもしれない。それはそれは笑える量であり、楽しいサプリメントもアメリカ購入のハーブの薬のビンも並べてみたいものだ。

2005.2.26


ドトールコーヒー

母親が亡くなってから、もう2年以上になる。
私は親孝行娘ではなく、むしろ親に心配をかけ、面倒ばかりをかけたデキの悪い娘だった。親子関係、家庭環境はとてもいいとは言えない、作り物のような家族だった。

母はへヴィースモーカーだった。
母は子育てを終えてからは、バリバリ仕事もしていたが、本来は料理上手で家庭的な人だった。
母は勝ち気で見栄っ張りな人だった。
そんな母は自分の住む駅近くのドトールコーヒーで、ひとりでコーヒーを飲み、煙草を吸い、新聞や小冊子を読む事が好きだったようだ。(特にコーヒー通な訳ではないのだが…)

ドトールコーヒーでコーヒーを飲むことには、私も何度か付き合わされた、ドトールのパンやケーキも好きだった。チェーンスモーカーの母はとにかく煙草をずっと吸っていた。

母が大好きな日本橋三越に買い物に行く時は、私の住む私鉄沿線の駅のホームの一番前のベンチで待ち合わせた。(今私はそのベンチに座れない、見ることも悲しい。)
母は時間にとても厳しかった。約束の時間にぴったり着いたのではいけなかったのだ。時間より前に着かなくてはならなかったのだ。
母はお洒落で髪や服、靴やバックにお金をかけることには糸目をつけない人だった。私に服を買ってくれる時にも値札など見ることなく、ブランドといわれるような服を買ってくれたものだった。長身の娘に似合う服を着せてあげる事が嬉しかったのだと思う。

先月、母の実の姉である伯母が交通事故にあい入院した。幸い足の骨折だけで済んだが、リハビリには長く時間がかかるらしい。
伯母の見舞いに行った時、久しぶりに亡くなった母の話をたくさんした。伯母の目は今も涙ぐんで見えた。

帰り道、私の住む駅前のドトールでコーヒーを買った。いつからか母を思い出すとドトールでコーヒーを買ってしまう。
家に戻り、仏壇はないもののコーヒーに手を合わせる。そしてしばらくしてからコーヒーを飲む。

今、母の住んでいた駅にはスターバックスコーヒーも進出していた。
母が生きていたらスターバックスにも足を運んだだろうか?グルメな母のこと…コーヒーやパンのメニューをひと通り食して、文句のひとつも言ったのだろうか?

また母のお墓参りにはドトールのコーヒーを持って行くつもりだ。煙草は持って行かないよ。『煙草はもうやめてよ、身体に悪いんだからさ…ママ』

2005.3.8


十人寄れば気は十色

十人寄れば気は十色なんてことを申しますが…世の中には本当に色々な方がいらっしゃいます。

ちょっと古典落語風な語り口?確か古典落語『まんじゅうこわい』のはじまりがこんなだった。

どうも私は年に1人か2人くらいの割りあいで、私の言葉や書いた文章の揚げ足取りをするおせっかいな人に逢ってしまうようだ。イヤ実際には逢っていない、顔も知ることのないネットを住処とする自分に対して大きな勘違いをしている人に目をつけられてしまうようだ。

『気にすることないよ…』と、いつも優しい友人が言ってくれる。

以前こんな話を聞いた事があった、現実世界で活躍出来ない、認めてもらえない、生活出来ない、一部の陰湿で暗い人々が、ネットの中を隠れ家として、自分のサイトを持ち、その中でだけ支配者となり、自分を隠しながらも自分自身を表現・発言し、急に強気になり、自分自身を完全に勘違いして、人におせっかいな助言にもならないようなことまで言ってまわる。
かなり陰湿な人が多く、自分に自信のない人がほとんどだと…困ったもんだ!

私はサイトを持ったことで、自分のまわりの狭い世の中を冷静に見られるようになった(つもり)、ムカつく事もエッセイのネタにしようと考えられることは有り難い。

しかし実世界で挨拶を交わしたり、立ち話をしたり、犬を飼ったことで、とても年齢層の幅が広い知人が出来たことの方がもっと有り難い。
年上の人生経験豊な諸先輩と話すことはとても勉強になる。顔を見て、指示、指導を受けられることの方が素直に対応出来る気がする。(まぁたまには違うことも(笑))

サイトを開いてしまったが、ネットの世界だけのお付き合いは難しいし、面倒臭いことの方が多い。(本当にもうイヤよ!)私はいつでも楽しく笑っていられる会話をどこででも望んでいるの、笑いが免疫力を高めることくらい知っているでしょ?身体から求めているのよね笑いを…

インターネットはとても便利ですが、そこに『心』を求めてはいけないんだと何度気がついても、いつも傷つけられてしまいます。

今日は旅の日記を読んで下さった方は覚えていらっしゃるかもしれませんが、AZの旅のコーディネーターと通訳をして下さった方と逢う約束をしています。
その方はとても多くの生きた人間達と人種や民族をも越えて交流があり、知識は驚くほど豊富で、感性豊なチャーミングで可愛い女性です。
お逢いすると何かとても良いオーラを感じたり、ポジティブなエネルギーまで頂けそうな気がします。
今の私に一番必要なのでしょう。

約束の時間を決めるのにメールでやり取りをして、いかにメールで待ち合わせ場所、時間を決めるのが大変なものか、つい笑ってしまいました。(住所交換はしているのに?電話は?)

今日の午後は現実世界でポジティブな私になっているかしら?なっていることでしょう。

何故だか、その方も私も今時携帯電話を持っていないのでした。(笑)

2005.3.16

お逢いして、楽しいお喋りをたくさんして、答えはいつも自分の中にあることを再確認出来ました!☆⌒(*^-゚)v Thanks!!  Happy×100!