コンテストの汚れた裏側
先日あるサイトの「ワンコと花」コンテストに応募しました。下手な写真ではありますが、愛犬を撮ることはとても楽しくコンパクトなデジカメでたくさんの写真を撮り、その中から迷いに迷って1枚の写真を選び、写真コンテストに応募しました。
しかし写真をメールに添付して応募した直後に、同出品者から中傷がたくさん書かれた嫌がらせのメールが届きました。その中にはコンテストを主催するサイトの掲示板に書き込みをしないようにと、そして自分のすべての友達に私には注意するように言ってあるとまで書かれていました。コンテストの妨害のつもりなのか、とても気分の悪いはじまりとなってしまいました。
考えてみれば、そのサイトの管理人がどんな人物なのかも知らず、カメラマンと名乗ってはいるもののプロフィールすら何もないサイトでした。
審査は一般の人が写真を見て気に入った作品にコメントをつけて投票するという形式になっていました。
4月上旬に投票が開始して間もなく、投票システムが壊れてしまったと知りました。主催者側の安易なシステムの設置が問題と思われるような投票及びコメントその他すべてが消去される事故、それだけでもショックでしたが、再投票がはじまってみれば、サイト内の各所に投票に関する変更が管理人からの意見として公表されました。その内容は優勝作品を決める方法が一般の人々の投票からプロカメラマンの審査に変更されたとのこと、それでも気休めな投票は行われ続けており、アドレス入力まで必要になったことや投票する1票が何の意味も持たないことを知り、犬好きの友人の何人もがその変更内容に憤り、ひとつの作品を見ることもなく投票することをやめてしまいました。
ある知人は裏に何かあるに違いないと推測しました。投票方式ではじまったのに途中からプロカメラマンの審査にするなんて、はじめからそうしていればいいのにと怒ってもおりました。「はじめから優勝させたい人がいるのではないか?」推理小説好きの彼女の見事な感、彼女の言葉は否定出来ない意見だと思っていましたし、多分それは当たっていたのでしょう。
一般の人から投票してもらい、コメントをもらうことに大きな意味があり励みになる。「自己満足に終わることなく、知らない人をも共感させる写真が撮れたことに気がついて下さい」「見た人の心を動かす写真の方がスゴイと思う」「他の人にも共感してもらえる自分流のスタイルを発見して下さい」そこまで言い切っていたはずの管理人の言葉は信じ難く、コンテストの途中から優勝者を決める方法をプロカメラマンに任せるのなら本当にはじめからそうするべきだったのではないかと大きな疑問や悪意に満ちたものを感じたのは事実です。
最低最悪なサイトは小さな人間関係で作られた、これまた友達の輪らしく友人、知人が順番に優勝することにでもなっていたのでしょう?
私の作品に投票して下さった皆様には心から感謝しておりますが、まったく無駄な時間を費やさせてしまったことを申し訳なく思い、ここにお詫び申し上げます。
それだけでなく私に投票して下さった方々のIPアドレスはあのサイトのブラックリストに入れられている可能性があります。作品展示場を見ようとしてもアクセスを許可されていないと表示され、作品を見ることが出来ないようです。(それは応募した私も同じでした。)
関係があるかどうか分かりませんが、私の住んでいるマンションは不動産会社が独自の回線とプロバイダーを持っており、マンション内がプライベートIPアドレスになっている為、その手前にあるグローバルIPアドレスは住居者全員が同じアドレスになっているようです
多分そのことで同じマンションに住む友人何人かが投票したことで二重投票とみなされ私は標的にされたのではないかと思っています。
私を含め友人までをもブラックリストにぶち込み、自分の気に入らない人間はすべて排除する管理人とそのまわりで牛耳っている人々の嫌がらせは徹底しているようでした。
テーマのある写真を撮ることを楽しみ、参加させてもらうことに意味があると思い応募したコンテストでしたが、思いのほか一般の人から私の作品に票が入ったことがそれほどまでに気に入らなかったのでしょうか?
応募直後に同出品者からの嫌がらせメールを受け取った時点で気がつくべきでした。
内部システムの故障により、メールアドレス入力の投票へ変更、しかも投票数とは無関係にプロカメラマンが優勝作を決めるというゴテゴテの変更劇…
内部システムの故障は主催者側の不手際、またはわざわざ起こした小芝居だったのかもしれません。そんな中で私が自分への投票を呼びかけているような疑いまでかけられ、心ない言葉を浴びせられ、私が自ら二重投票したとも思っていたに違いなく、つくづく嫌になってしまいました。
はじめからインターネット投票をもっとしっかりしたシステムで行っていれば誰も嫌な思いはしなかったのではないかと思っていましたが、すべて主催者が意図的に行っていた茶番劇だったのだと今は思います。
名もない、権威もない、そして少しの信頼も出来ないコンテストに応募することは今後絶対にやめようと思います。
雑誌社、新聞社主催のコンテストに応募して落選する方がどれだけ清々しいことか(笑)
今はただ送ったメールアドレスがどのように使用されるのかが怖ろしくてなりません。応募直後からウイルスメールが頻繁に送られて来ていたことからも考えるとゾッとします。
皆さんもくれぐれも怪しいサイトには気をつけて下さい。
2005.4.24
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