Essay
wish you were here
はじめての「母の日」

子宝に恵まれず、あっさり諦めてしまっていた私には母の日のプレゼントなど一生もらえる事はないと思っていました。
でも我家には愛鳥すずちゃん、愛犬らぴすがいて、そのらぴすの仲良しのお友達トイプードルのアニーちゃんのお兄ちゃん(10歳)から母の日の贈り物としてカーネーションの花束をプレゼントして頂きました!

とにかく感激で、凄く嬉かっです!

彼、葵くんは「らぴすちゃんはお母さんにプレゼント出来ないから代わりに」と言っていましたが…私にとっては息子からのプレゼントのようです。

実は葵くんはどうやら私の前世の息子かもしれないのです。(笑)
葵くんのお母様曰く、ものの考え方や発想や色々なところに私によく似た点があるとかで…

私も勝手にきっと前世ヨーロッパの貴族とか、お城に住んでいた女王と王子の母と息子に違いないんだよぉ〜とは言っていたのですが…(根拠無しで何となくでも案外当たる場合も('-'*)フフ)

今葵くんは本当に良い子に育ち、今世のお母様の優しいお心遣いによって、私ははじめての「母の日」の経験をさせて頂くことが出来ました。

そして嬉しいことに、もうひとり同じマンションに住む小学校1年生の可愛い娘さんからも「らぴすちゃんのママ」宛てに一生懸命書いたお手紙を頂ました!

こんなに可愛い息子や娘に恵まれて、我家にもかなりやんちゃな娘たちに恵まれて、私はとっても幸せです。

子供たちよ!本当にありがとう!

2007.5.13


月…

十三夜…栗名月の今夜に思う…

ブログ用だとか、もちろん自分用でもあるけれど月の写真を撮っている私がいた。
写真は撮ったものの…

もうどれほど長く月光浴をすることや大好きな上弦の月の夜や心揺れる満月や新月の夜にアロマキャンドルを灯したり、エッセンシャルオイルで好きな香りを楽しみながらの入浴をしていないのだろう…

のんびり…のんびり…

今はただフツーに、つまらないほどフツーに日々を過ごし来ているんだなと思ったら虚しくなってしまいました。

体調の為にもゆったり暮らしているつもりでいたけれど、様々なものに振り回されて、心も身体もすべてね、余裕なんてなかったんだね…

このHPをはじめて世にアップした時、伝えたかったこと、胸の奥に秘めていたような多くの思いはどこへ行ってしまったのだろう?

エッセイを書くことが半年近くぶりになっている自分も情けなく…

3年前に告げられた私自身のことが現実化しています、だから今こそ、せめてこれからは心を壊さぬよう、ゆったりと…月を眺める気持ちだけでもゆとりある暮らしがしたいと思うのでした。

いつかはまた、北の空の下でも…


2007.10.23
(このアップもまたまた遅れてしまいました。)


母の友人

らぴすの散歩の時間広場で偶然…(偶然なんてないから本当に必然なんですね!)母の古くからの友人に名前を呼ばれた。
Aさんでした。

Aさんと母は私が通っていた幼稚園で出逢って以来のお付き合いで、お互いの家を行き来して、私は二人姉妹、Aさん宅は三姉妹で仲良くさせて頂いたものでした。母との付き合いは、それはそれは長く、母の人生の半分以上をご存知の方、私のことも子供の頃からずっと見ていて下さった方です。性格もバレバレかな(笑)

「どうしてたのぉ〜?」と声をかけられ、母が亡くなったことがとてもショックだったと何度か口にされ、その言葉を聞くたびに私も悲しく思いました。

若い頃からお洒落でモテたと豪語していた母、子育て中はお洒落する余裕はなかったものの、その後は本当にお洒落でモダンな母でした。

「もう母が亡くなってから5年がたちました。」と私…

母が病気になってからも家庭内では色々あったこと、母にはAさんにも話せないような辛い事実がたくさんあったこと、今実家はあの場所になく、父により売り払われ、父は別の場所に住んでいること、その父とも妹とも私は様々なことから縁が切れてしまったこと等々を話しました。
Aさんは私の性格的なことまで分かって頂けていたので、理解をして下さり、母のことも私のこともとても悲しんでいらっしゃるようでした。
そして私が病気で通院をしていることも話しました。そのことも私の性格からすればと…理解されることがこれほど安心出来るものかと思いました。

母が私を褒めていたことを聞かされると無性に泣きたくなりました。
Aさんと母はそんなに年は変わらないはず、母も生きていたら、Aさんと今も食事をしたり、お喋りを楽しんだりしたのかなぁ〜
Aさんもとてもお洒落なので、70代になってもこんな風に素敵に年を重ねていたのかな…そう思うほど切なくなりました。Aさんは以前と同じ場所に住んでいらっしゃるそうで「遊びにいらっしゃい」と言って下さいました。
私の幼馴染でもある娘さんたちも元気だそうです。

母が亡くなったあと実家に何度かお線香をあげに行きたいと思っていたらしいことを聞き、既にあの場所に家がないことを知り残念そうでした。「あの時ああしていれば、こうしていれば…」と話して下さりもしました。その言葉に私もうなずくばかり…

私は私の今の名前と電話番号を渡しました。

以前も母の別の友人と母のことを長く電話で話したことがありました。
皆さん元気だった母の早すぎる死がショックだったと言って下さり、お洒落で明るい母を偲んでくれたのでした。
母はたくさんの友人に愛されて幸せだったんだなぁ〜とつくづく思います。

また私は母を思いドトールのコーヒーを購入してくるのかもしれません…
「ママ、今日ね、Aさんに逢ったよ、ママの噂話したんだよ」と語りかけたくなるから…

2007.11.7


北の旅人の会 

かつて…
十数年前まで私は年に何度も北海道をひとり旅する女でした。
道内はいくらまわっても未だまわりきれず、四季おりおりに、それはそれは素晴しい景色と出逢うことが出来ます。

先日とても久しぶりにお誘いを受けて、同じように同じ時代に北を旅していた方々と東京で逢うことになりました。
誘って下さったのは素敵な殿方お二人です♪
(私にはいい男しか男友達はいません!)
相変わらず楽しくて魅力的なお二方でした、たくさんの思い出もよみがえりました。

その頃(今も)ひとり旅御用達の宿が道内には何軒もあり、ある宿で彼らと出逢い…
レンタカーに便乗させてもらい温泉に行ったり、地ビールを飲みに行ったり、雪道走行はスリル満点でしたねぇ〜!
その日の酒の席はナイスに選んで予約までして頂けていた十勝の食材と十勝ビールが飲める最高な店!
酒豪のお二人と飲めることも幸せ♪
十勝の話や道内の話で大盛り上がり、今は帰る宿がみんな違ってしまったけれど…
いつかまた帯広の北海道ホテルのロビーで集合しようと約束をしたのでした。

益々いい男になられたお二人とも身長180p以上で、がっちりした体型の為165cmの私が小柄で小柄で嬉しかったわ♪

ありがとう!組長!阪口さん!
愛してま〜す♪♪♪

2007.11.12


2007年 今年一番嬉しかったこと

それは迷うことなく『"PHOTO IS"10,000人の写真展2007』 ( 主催:富士写真フイルム株式会社)にて、写真家の選ぶ100選に入賞出来たことでしょう!

つい先日、東京会場:東京ミッドタウン(六本木)をかわきりに全国7都市にて展示されていた、らぴすの写真が私の手元に戻って来ました。
感慨無量な思いでした。

一眼レフで撮るセミプロのような人の素晴らしい写真ばかり中、
素人のくせに愛犬フォトグラファーとか名乗っている私と気分屋のモデルのらぴすで入賞出来たなんて!

マメに色々なフォトコンに応募すればおやつやプレゼントが頂けることもありました。
ただやはり、プロの写真家に選んで頂けることは格別に名誉なことです。
学生の頃からカメラが好きだっとはいえ小さなデジカメの私は…ただただ愛する娘の一瞬一瞬が可愛くて仕方なくて、そんならぴすの写真を撮りたくて…♪

目指すのは名カメラマンではなく、 らぴすを世界一可愛いく撮れるフォトグラファーです。

嬉しかったです!
本当に嬉しい入賞でした。

後日入選した「100選作品集」が届きました、ずっしりと重いものでした。
100の作品が収められており、その表紙はらぴすです。
親バカは涙です…(笑)

2007.12.17


帰るところ

「育った家庭環境が残念ながら良いものではなかった…」そうカウンセリングの先生にはっきり告げられたのは何年もかな?

父親は東京生まれ、故郷はなく…
母の生まれ育ったところを祖父母もいたので田舎と呼んでいたが首都圏で、山も森も川もない町中の商店街だった。

元々帰る場所が実家だとは思っていなかった私は母が亡くなりカタチなりにもあった実家だったところも父親に売り払われてしまった。

しかし本当は何年も前から私は帰る場所があった、土地の名や場所を未だ限定出来ていないほど大きすぎるけれど「北海道」という大きな土地…

寝台列車が苫小牧を過ぎたあたりから。('-'。)(。'-')。ワクワクしてくる、そして札幌に到着すると「帰って来た」といつも思い、飛行機が千歳上空から果てしもない広い土地を見せてくれた時もとかち帯広空港上空からは広大な十勝平野に「やっと帰って来たぞぉ〜」としみじみ、時に涙ぐんでまで思う。将来的に道内に移住する友人は多い、今から計画ははじまっているようだ。
今の私は帰る場所として「北海道」をとっておきたいと思うのだけれど…人が多いとか賑やかなネオンだとか、うるさいと思った札幌のススキのでさえ、私の心を随分のんびりゆったりさせてくれた娘との旅のお陰で今すぐにも帰りたい街になった。

便利で何でも揃い環境的には今とそれほど変わらないはずなのに…少し行けば山も迎えてくれる。心はの〜んびりする。北の大地は心を大きく広く私を受け止めてくれるからでしょうか?


2008.2.12