ミドルバケットの調整後スプレッドは、次の算式により得られた値とする。この場合においては、次の各号に掲げる区分に応じ、当該各号に定める値を用いるものとする。
調整後スプレッド一般+TOM比率×max[90%×加重平均調整後スプレッド−調整後スプレッド一般,0]
加重平均調整後スプレッドは、前条に規定するところにより得られた値
調整後スプレッド一般は、次条に規定する一般バケットの調整後スプレッド
TOM比率 次の算式により算出される値とする。
TOM比率=min(M/min(LOT, 負債の存続期間),100%)
負債の存続期間は、その年限以降において保険契約ポートフォリオからキャッシュ・フローが生じないと考えられる最小の年限
LOTは、保険契約ポートフォリオの通貨に対応する別表3に定めるLOT
M 次のイ及びロに掲げる全てを満たす最終の年限tとする。ただし、Mは0以上、負債の存続期間以下とする。
次の算式を満たすt
Σs≦tmax(0,COFsL−CIFsL−CFsA)≦10%×Σs≦tCOFsL
COFsLは、年限sにおける保険契約ポートフォリオの保険金等のキャッシュ・アウト・フロー(ロにおいて同じ。)
CIFsLは、年限sにおける保険契約ポートフォリオの保険料及びその他これに類するもののキャッシュ・イン・フロー(ロにおいて同じ。)
CFsAは、年限sにおける特定された資産ポートフォリオにおけるミドルバケット資産、現金及び非投資目的の流動性資産から生じるキャッシュ・フロー並びに発行者の裁量で行使されるコールオプションの特性を持つ債券における基準日後最初の償還可能日までのキャッシュ・フロー(ロにおいて同じ。)
次の算式を満たすt
Σs≦t(CFsA+CIFsL−COFsL)≧0
前項第2号のCFsAにおいて、対応する保険契約ポートフォリオと異なる通貨建ての資産を含む場合には、次の各号に掲げる要件のいずれかを満たすときは、当該資産のキャッシュ・フローを考慮するものとする。この場合においては、ヘッジコストを資産のキャッシュ・フローから控除するものとし、第2号に該当するときは、当該ヘッジコストを控除することに加え、ヘッジコスト控除後における当該資産のキャッシュ・フローに20%又は別表14において当該保険契約ポートフォリオの通貨を基準通貨、当該資産の通貨を正味オープン・ポジションの通貨とした変動率に50%を乗じた値のうちいずれか小さい値を乗じた値を当該資産のキャッシュ・フローから控除するものとする。
為替リスクが完全にヘッジされていること。
為替リスクに対するローリングヘッジを実施しており、当該ヘッジの更新が1月より高頻度で行われていないこと。
第1項の算式により得られる値は、同項第2号に規定するM以前の各年限に一律に適用するものとする。この場合において、当該Mより後の年限におけるミドルバケットの調整後スプレッドは、次の算式により得られる値を同項の算式により得られた値から控除した値とする。
(同項の算式により得られた値−次条に規定する一般バケットの調整後スプレッド)/(収束年限−M)×(t−M)
tは、適用する年限
Mは、同項第2号に規定するM