前条の金利リスクの額は、次の算式により得られる額(ただし、0を下回る場合は0とする。)とする。この場合において、次の各号に掲げる変数に応じ、当該各号に定める値を用いるものとする。
金利リスクの額=ΣiMRi+VaR99.5%(ΣiLTi)
iは、金利リスクの対象となる全ての通貨(ただし、金額的に重要でない複数の通貨を1つの通貨として算出することができる。)
MRiは、通貨iの前条第1項第1号に定める平均回帰シナリオに基づく純資産の減少額
VaR99.5%(ΣiLTi)は、統合後確率変数のVaR99.5%
LTiは、通貨iの統合後確率変数
VaR99.5%(ΣiLTi) 第3号に基づき生成した標準正規乱数Xiから、次号のLTiを算出し、それらのVaR99.5%とする。
LTi 次の算式により算出される値の集合とする。
LTi=1/N-1(0.995)×{LUimax(Xi,0)−LDimin(Xi,0)}
N-1( )は、標準正規分布の累積分布関数の逆関数
LUiは、通貨iの前条第1項第2号に定める水準上昇シナリオに基づく純資産の減少額
LDiは、通貨iの前条第1項第3号に定める水準下降シナリオに基づく純資産の減少額
標準正規乱数Xi 次を満たすものとする。
corr(Xi,Xj)=0.75, i≠j
corr(A,B)は、確率変数AとBの相関係数
前項において、標準正規乱数Xiは、金利リスクの額が大きく異なることのないよう、十分な数の乱数を生成しなければならない。