地理的区分の日本に対応する保険料リスクのリスク係数は、地域区分及び商品区分ごとに、第1号に掲げるデータを用いて、第2号に定める算式により算出するものとする。ただし、合理的な理由がある場合は当該データを調整することができる。
直近10年以上における各事業年度の次のイ及びロに掲げるデータの区分に応じ、当該イ及びロに定めるものとする。
実績データ 次に掲げるもの
各事業年度の既経過保険料
各事業年度の発生事故(ただし、第45条第1項第1号イ(3)に掲げる巨大災害リスクの額の対象となる事故は除くことができる。)に係る当該各事業年度末時点の最終損害率
予測データ 各事業年度の発生事故(ただし、第45条第1項第1号イ(3)に掲げる巨大災害リスクの額の対象となる事故を除く。)に係る当該各事業年度の前事業年度末時点の期待最終損害率
保険料リスクのリスク係数は次の算式を用いて算出するものとする。この場合において次のイ及びロに係る値を用いるものとする。
LR×{μ×exp(N-1(0.995)×√log(σ2/μ2+1))/√(σ2/μ2+1)−min(μ,1)}
LRは、基準日の翌日以降12月間の発生事故(ただし、第45条第1項第1号イ(3)に掲げる巨大災害リスクの額の対象となる事故を除く。)に係る基準日時点の現在推計の額と整合的な期待最終正味損害率の値
exp(x)は、自然対数の底をx乗した値(次条において同じ。)
N-1()は、標準正規分布の累積分布関数の逆関数(次条において同じ。)
μは、平均(この号及び次条において同じ。)
σ2は、分散(この号及び次条において同じ。)
μは、次の算式を用いて算出するものとする。
ΣiZi×Pi/P
Ziは、事業年度iの前号イ(2)に掲げる実績データの値を同号ロに掲げる予測データの値で除した値(ロにおいて同じ。)
Piは、事業年度iの同号イ(1)に掲げる実績データの値(ロにおいて同じ。)
Pは、全ての事業年度iに対するPiの合計額(ロにおいて同じ。)
σ2は、次の算式を用いて算出するものとする。
(Σi(Zi−μ)2×Pi)(P−ΣiPi2/P)